物の価値は需要と供給によってだいぶ変わるものだと思うけれど、
需要と供給そのものを変える事で物の価値を上げる、
ということもある場面では可能で、もうひとつの尺度では、
物の価値は宣伝方法・文句によって本来持っている
価値以上の価値を得ることが可能だ。
というのは僕の考えで、その考えが正しいかどうか実行してみた。
実行場所はヤフーオークション。
現在実行中なので詳細は申し上げられないが、
割とどこにでも手に入る物をまず、普通に買ってきて、
その物の用途を特定の事項に絞る。
その特定の事項的世界においては、
潜在的需要はあるものの供給は少なく、
ある意味では供給そのものが無い。
そこに物を適当な宣伝文句で販売を開始する。
誰かがカラクリに気づかない限りは
供給は僕によってコントロール出来る。
今のところこれは多分、出来る。
これで普通に買ってきた値段を上回れば
僕の勝ちということになるわけだ。5日後くらいに
結果がわかれば報告する。
-森永のチョコレート、ladonnaに見るイノベーティブ-
先週、お菓子買ったんですよ。
ladonnaっていう、すごく薄いオレンジ風味のチョコレート。
これの箱があまりに革新的で、結構職場が大騒ぎになりました。
みんな歓声ですよ。おおーすげーて。
味に関しては(ホワイトのほうだけど)このblogを読んでもらうことにして、
その箱なんですけど、すごいんで動画取りました。
聞きました?このクリック音。
紙で出来るレベルをはるかに超えてるんですよ。
これ。まじで。カチッ!!!!!って。
もう課内で箱を回しましたよ。回覧ですよ。
こういうアイデアに触れると、こっちも触発されるよね。
そして、もちろんかもしれないけど、森永のサイトには
箱に関する記述なんて一切ありません。
これ、包装もかなり凝っているけど、そういうもんだよね。
最後にクリック音を出した正体の写真。
銀座のpolamuseumannexで見てきた。
この展示、前にもらったチラシがかっこよかったのと
feat.浜松フォトにクス、日亜化学ということと、
光系アートの第一人者ということで結構期待してたんだけど、
内容はまあまあ。
地中からの放射線を感知すると薄暗く光るLED(アルミの笠つき)
が暗室の4方向に50cm間隔くらいで設置されている。
時々ぼやっと光る。
感覚としては高校物理の授業でガイガーカウンターを持って
教室の放射濃度を測定した時みたいな感じ。
ただ、LEDの設定輝度があまりに弱いのでそこまで綺麗でもなく。
放射線の感知は当然ランダムなんだけど、似たような
構造の光アートはいくらでも作ることができちゃうなあ
ということで、まあまあ。
SCAI THE BATHHOUSEでアニッシュカプーアの展示。
直径1m以上あるかと思われる巨大な器が5つほど無造作に
壁に展示されている。表面は漆らしい。
形は角度の浅いパラボラアンテナのようなものと、ちょっとちがったものと、
緑色の深い色や真紅?いや、もっと暗い赤。
正面に立つと自分が湾曲、というよりは拡大/縮小されて映っていることに、
少し時間がたってから気づく。その距離感が非常にあいまいで
かなり不思議な空間になっている。像は遠ざかると反転する。
一緒に行ったエミクロは、ん?とか言って近づいた結果展示品に
激突していた。それくらい距離感がつかめない面白い作品。
漆の微妙な反射と、凹レンズ鏡になっているため、映る像の
大きさが普段見る鏡と違っているのが原因だと思われる。
最初に拡大/縮小と書いたが、そのことに気づくのが遅れるのだ。
展示そのものはすごく少ないし、全体は3秒くらいで見れてしまうのだが。
後でTABでチェックしたら、音の反射も面白いらしい。しまった。そこには
気づかなかった。
暇なら行ってみてもいいと思う。