06tanzania_arusha_and_african_standard 06tanzania: Arusha and African standard (September 11, 2006)

そう。僕はアフリカの現状を目の当たりにすることになる。

2時間ほど遅れて到着した便。空港を出るとまず誰もいない。
程なくして迎えに来たウラサ氏は小太りで妙に愛想が良い。

地平線まで続くひたすら直線の道はアフリカでは当たり前で、
そこには車線すらない。
DSC00805

枯れた草が広がる大地と、遠くに見えるキリマンジャロとメルーは
雲に覆われていてその頂上はうかがい知ることが出来ない。

時折道路に段差がもうけられ、否応なく車が減速すると
赤茶けた土地に赤茶けた色の煉瓦で作られた質素な家が建ち並び、
それらは特に広がりもなく点在し、何をしているのかよく分からない人々が
行き交うか、あるいは座り込んでいて、これがこの後どこでも見かける
アフリカの街、あるいは村の光景だという事がわかる。
DSC00761

走っている車は9割くらいが日本車で新車という概念は無さそうだ。
バンにはOX工業、トラックにはOX運送、果ては元々は救急車だった
車が走っている。日本からどういった経路でここに到着するのかはわからない。

車以外でブランド物が認知できるとすれば、コカコーラだろう。
この国では液晶テレビは売ることが出来ないと思う。
そもそもテレビ放送は電波が来ているのかもわからない。

PCを持っている人間はどれくらいいるのだろうか。
PCの無いところにmp3プレーヤーは存在し得ない。
この国ではmp3プレーヤーを持っていても何の意味もない。

家々はいくらでも砂が入り込みそうな構造だし、
電力もあまり期待できない。信号という概念は無いだろう。

ガソリンだけは先進国並みの値段になっている。人々の月収は2006年で
4000円程度のようである。
日本と比べて50倍程度の物価の差があると考えて良い中で、
車を所有している人間は相当に特殊だろう。また、他のテクノロジーに
比べて携帯電話が思った以上に普及していたのだが、これを持っている人間も
やはり特殊な環境にいると考えておかしくないだろう。

そんな中、中心都市Arushaで降り立った僕たちはまず150ドルの両替を試みた。
その結果、両替所のタンザニアシリングが無くなった。

当然である。20000シリング〜40000シリングが月収である世界で、
1$=1300シリングx150。合計20万シリング。
下手をすれば年収に値する、半年は人を雇える額である。
日本で考えれば200万円くらいになる。非常識この上ない。
「1人30$両替すればちょうどいいと思うよ」と発言したツアーコンダクター、
ウラサ氏は完全に腹黒決定である。ぼったくる気が無ければこんな
アドバイスはしない。

両替所に現われた女性は驚きを隠せず、
全員の分を建て替えて両替していた僕は急遽100ドルだけで良い、
と両替所の女性に告げる。注意深く作業を見ていると
1000シリングの10枚束を9枚にしている。

両替所を取り囲むように物売りが僕らをマークする。
非常に危険な状態だ。何せ半年分の給料を持っている。
しかしその時点ではタンザニアの年収もさほど認識しておらず
あまり危険度を認知していない友人もいた。

しかし辺りは微妙な緊張。にもかかわらずウラサ氏は
僕らを置いてどこかに消える。
その瞬間物乞い達が取り囲む。
当たり前だ。ウラサは分かってそれをやっている。
ありえない。恐らく地元に顔を立てるためだろう。

待っているはずのトヨタ・ランドクルーザーは僕らの荷物と共に
消えており、みんなの緊張は極限になる。
何せなにも分からない街で誰も知らない状態で物売り達に囲まれ、
その上車が消えたのだ。

ほどなくしてウラサがランチボックスを持ち現われ、
車はガソリンを補給していることがわかる。
それにしても、ひどい。海外で緊張したのは久しぶりだ。
ウラサは完全に黒いぼったくりであることが僕の中では
この時点で確定になったのは言うまでもない。



September 11, 2006 5:21 PM | E
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Comments

>ウラサ氏は完全に腹黒決定
>ウラサは完全に黒いぼったくり

ahaha!!
旅の醍醐味ですな。
10枚を9枚にしてみたり(笑)
私はタイでタクシーの運転手にぼったくられたけど、何かいい思い出です。

Posted by: mai at September 16, 2006 4:02 PM

うへwかぶってる。
いやみんな何度か信じようとするんですよ彼をw

たしかにぼったくりはつきものですが
払ってしまうためにまたぼったくられる、と。
悪い例つくっちゃったよな〜〜

Posted by: ino at September 17, 2006 3:59 PM
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