Q Entertainment x

C-NETで公開されていたQ Entertainmentのインタビュー
印象的な言葉があった。

Q Entertainmentは最近ようやく最後のステージをクリアしたRezから
始まり、ちょっと欲しいスペースチャンネル5ルミネスメテオス
Every Extend Extraなどの近未来テクノ音ゲーをリリースしてきた
カリスマ水口の率いるゲームソフト会社で、インタビューもその
時代を先取りしてきた感が現在のゲーム業界のハードからゲームを
楽しむ側の分析からも読み取れて面白い。納得させられたり
鋭いな~と思ったり。

そこで出てきたのが、

“水口:だから、音楽の楽しみ方が変わったことは、僕らの中では象徴的な事件でした。iPodのようなデジタルオーディオプレーヤーが登場する前は、ほとんど多くの人がCDを物質的に保有する方がいいと思っていたはずなんですよ。僕もその1人です。

 でも、ひとたびiPodを買ってiTunesを使って、という行為をしたときに、別な欲求に気づいてしまうんですね。まるで自分のヒストリーを作るかのように自分のプレイリストを作り、それを友達に見せたり、シェアしたり、というような今までとちょっと違う欲求が出てくる。 “

これを見たときに自分がまだPCに音楽を詰め込むことに
HDD容量と時間の制約を感じてやっていない、
そしてプレイリストを見せたいというところまで行っていない事が実は
結構この感覚から遅れていると感じた。

物質的には依存していない、と言い切る意見には
反論を唱えたくなる。空間や物質の占有は人間の最も
根本的な欲求だと思うし、人間同士の関わり合いは
物理的だ。

が、おれってこんなセンスの良い音楽を聴いてるんだぜ
というのを誰かに自慢したくなる=プレイリストを友達に見せたくなる
という感覚はわかる。
実際にヒットしたゲームを世に送り出している人は
こういった考え方をしているのかと勉強になったインタビューだった。