under_pressure Under Pressure (September 20, 2007)

かなり前の話だが、
残業していて仕事が朝の4時頃終わり、そのまま時間をつぶすのも
面倒で特に目的地も無いまま品川から東京駅方面に歩き出した。

山手線で言うと、品川から東京駅方向には田町、浜松町、新橋と続く。
NTT?NTTデータ?のビルの脇を抜けて浄水場の横を歩く。
真夜中だというのに非常に蒸し暑く、全然涼しさを感じない。

道路を照らすライトは奇妙なオレンジで、左側にJRの線路が
高架の上にあり、右側は浄水場の高い壁で道はとても狭い感じがする。
時折タクシーが走り去るが僕のことは見向きもしない。

そのまま15分くらい歩いていくと、
道がとぎれてJRの線路を山手線内側に
垂直にくぐるトンネルが出てくる。

ここのトンネルがとても恐ろしい。
幅は車が2台通れるほどなのだが、高さが異常に低いのだ。しかも
新幹線、山手線、東海道線、京浜東北線と様々な電車が行き交うこの
地域の線路幅は半端無く広い。200mか300mくらい、体感である。

最初は問題ないのだ。
あまりに天井が低いので首を曲げて腰をかがめて歩いているうちに、
よどんだ暑苦しい空気と空間の奇妙な圧迫感が絡まり出してくる。

その圧迫感はトンネルの真ん中くらいで最大に達する。行っても
戻っても同じくらい、トンネルの出口も入り口ももはや遠近法で
見えなくなっている。この瞬間地震があって崩れたら間違いなく、死ぬ。

しかもこんな暑苦しい空気の中だ。耐えられない。
首を曲げながら走っていると1台タクシーが通りかかる。
天井が本当に低いため、タクシーは注意深く時速10kmくらいで走る。

そのタクシーが出す熱気がまた僕を不安にさせる。
あまりのプレッシャーに走る。

途中から少し天井が高くなる。
トンネルの先が見えてくる。

ようやく山手線の内側にたどり着いたときは
汗だくになっている。

しかしトンネルを出たところでそこに救いはない。
相変らず蒸し暑い空気が世界を覆っている。



September 20, 2007 1:45 AM | E
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