tahiti wedding タヒチウェディングに決まった理由

そもそもTahitiで結婚式を挙げようという話に行き着いたのは
8月の頭だった。それまでいくつか都内のホテルを見て回り、
結婚式用の料理を試食し、見積もりし、を数回繰り返したのだが
納得いく空間、料理、料金になるようなものはほとんどなかった。

というのは、例えばパークハイアットで100人規模の結婚式を
見積もってもらうと600万近くになる。結婚式関連ビジネスが
リクルート発信のゼクシィなどを中心にして大きく展開されている
のもうなずける金額だ。
都内の外資系の著名ホテルの結婚式の金額はおそらくここから
大きく外れないだろう。

そこで、都内の隠れ家ホテル的な場所を探してみたのだが
例えば目黒のクラスカは駅からの距離もあり利便性に欠けて
候補から外れる。飯田橋のアグネスホテルはちょっとだけ
バージンロードの色が気に入らない、とか。(なぜか緑)

そう言えばミシュランガイドにアグネスホテルが載っていた。
大手のホテルチェーンが軒並み掲載されている中、
アグネスホテルだけはかなり毛色の違うホテルだ。
ここは長期滞在型の欧米ビジネスマンがいるアパートメントが
ホテルとは別に存在し、おそらくこれがミシュラン掲載の理由だと
思われるがsasuga俺。アグネスホテルというチョイスは間違っていなかった。

話が脱線したが、
かと言ってレストランウェディングもさほど安くないし、
知名度が劣る場所では親戚がいい顔をしない、
とか複雑な要素がからまってなかなか場所が決まらないのだ。

そもそも僕自身は別に結婚式なんてどうでも良いと思っている派で、
(男はまあ大抵そうだろうけど)
オプションという名のぼったくりでどんどん跳ね上がる見積もりと
会社の人で一体誰を呼んだらいいのかとか考えるのも、、、、と
どんどん全てが面倒になってくる。

と言うことで回避策として、南の島で、しかもそんなに利便性の良くない
島とかで結婚式上げちゃえば誰も呼ばなくてすむし
600万なんてお金はかかんないし、ハネムーンにもなるという提案をした。
というのが経緯だ。

場所がタヒチに決まったのは、エミクロくんの「新婚旅行はボラボラ島」
という高校生くらいからの夢で、特に迷いもせず決まった。

94年、小学校の時に行ったタヒチは
とても忘れやすい僕自身の記憶の中にも比較的残っていて
フランス人のおじいちゃんおばあちゃんたちが
小さな僕と妹をずいぶん珍しそうに色々話しかけてきたこととか、
シュノーケリングで恐ろしいほどの数の魚を見たこととか、
水上コテージの下までマンタが来ていたことととか、
無人島と無人島の間の浅瀬を一人で泳いでいて
こちらを向いていた小さなサメと正面衝突しそうになったこととか、
ともかくグアムサイパン、バリといった透明度の低い海では体験できない
楽園的な体験が出来る事から、良い場所なんじゃないかね?
良い場所だと思うよ?ありがとうー

という事で、意義無く物事はすんなりと進んでいった。

ちなみにtahiti、と言うと
hitati?と全く同じInspireで返してきたプルックとウエダク。
sasugaだよあんたたち。Inspire the Nextだよ。