Cloud Generator クラウド・ジェネレーター 雲精製機の導入と課題

Cloud Generator

政府がクラウド・ジェネレーターを開発した
最初のきっかけは明らかにされていないけど、
諸説ある中のうちの2つに今は集約されている。

1つは干害と水不足に悩んでいた瀬戸内海周辺の
県の働きかけによるものだというもの、
もう1つは気象庁が提供している天気予報に
あまりに外れが多いから、天気予報が外れないように作った、というもの。
確かに瀬戸内海周辺には大型のジェネレーターが稼働している。

でも僕は意外と、天気予報のためなんじゃあないかと思っている。
世の中の大きな動きっていうのはそういう風に
結構いい加減だけど力を持った何者かによる
方向付けで決まってしまうことが多いんじゃないかと
疑っているからだ。上越新幹線とか。

内堀通り沿いの気象庁前を通って銀座に向かっている時に、
気象庁の建物自体が実はクラウド・ジェネレーターで
ほら、ものすごい量の雲が出てきてるでしょう?
という話を以前したけれど、

この前瀬戸内海の上を通過する便に搭乗していたら
きれいに雲が精製されていっているのが見えた。

複数あるジェネレーターのうちの1つはとても良く稼働していて、
10ブロック分くらいあるように見える埋め立て地周辺を
全て雲で覆う途中だった。

Cloud Generator

教科書の写真でしか見たことが無かったから、
実際にこれだけ大きな装置が稼働しているのを見るのは
初めてだったな。

実証試験で精製された雲がヒートアイランド現象に対して一定の
効果があると証明された事と、もともと火力発電所のタービンを
回した蒸気を再度空冷して利用する事から
クラウド・ジェネレーターは都心部での導入が現在も進められている。

しかし同時に、課題もあって、太陽光発電を導入した企業・個人や
太陽を浴びるとビタミンDが出来るから健康になるという市民団体や
縁側でひなたぼっこするネコたちからの反対が懸念されるのと、

精製された雲は雨を降らせることが結局出来なくて、
「曇り」しか作り出せない。
それと、精製にたくさんの水を使うから海辺とか大きな湖の
周辺にしか建設できない。

そうそう、内堀通り沿いのジェネレーターはたぶん、
お堀の水を使っている実験的な小型タイプだと思う。

それで、水辺の近くにしか建設出来ないこともそうだし、
雨を降らす事も出来ないから
結果的にまだ干害を救うことは出来ないし、
雨の予報の誤報を修正するところまでには至ってないんだ。

っていう話をCloud Generatorという曲を聴きながら考えた。
Cloud Generator

曲はここできける