midnight_lab_life 2003.11.13 AM3:00 真夜中の大学って、意外に人が歩いていたりする。 計算してやったのか、それとも本当にそうなのか、 そこらへんは想像におまかせする。 自動ドアがカチャン、と閉まった音が忘れられない。 ちょっとコンビニに出かけようと思って外に出ると、 青山研の学生室がある東4号館はロックされてしまって戻れない。 そんなときは共同研究センターの入り口でいつもの暗証番号を入れて、 -- OK -- カチッ。たぶん建物の中には僕1人。 1人で空調も照明も、こんな広い部屋で使うのはかたじけないので 真っ暗の中。 青色のLEDがどこかにいってしまって、代わりに白色のLEDで実験してみると 先端が淡く光る。大丈夫。思っていたように物事は進んでいる。 なんでこんなバカみたいな事(ここに書いているこの行為ね)をやっているのかというと、 ブレイクスルーじゃあないけど結構うまくいきそうだから上機嫌なのだ。 そうじゃなきゃこんなことしない。 1度設計して完成させたものって、愛着もあるし手放したくない。 しかも中途半端に動いてしまった場合はなおさら。 でも、そこをあきらめて新しいものを作る。 それはとても面倒なんだけど、でも実はやってみると前より良くなっていることが多くて、 ついでに経験もして、、またうまくいきそうな気配がしてきた。 試行錯誤するのっておもしろいなあやっぱ。trial and error 真夜中の研究室っていうのは、試行錯誤する場所に適している。 人がいないから機器を自分勝手に使えるから。 ミッドナイトラボライフ。 寝袋と、 僕があまりに変な姿勢で椅子の上に寝ていたために教授が買ってくれた簡易ベッドがすぐ横にある。 なんて快適。おやすみ。 →aoyama lab Yukito Inoue |