文庫が出るまで我慢しようと思っていたものの、
何となく降りた市ヶ谷の駅の目の前にある本屋で
見ると、表紙が野又穫の絵!なるほど。そうきたか。
ということで買ってしまった。
内容はタイムトリップ的な要素が入ったSF.
舞台は200年後の近未来。
エボラ出血熱の致死性をもち、インフルエンザの感染力を持つ細菌兵器
がばらまかれたその世界で、菌から逃れるため人々は地上2kmのタワーで暮らす。
タワーは完全に階層化され、その住んでいる高さがそのまま身分を示す。
タワーそのものに入ることが出来ない人々や、下層に暮らす人々の不満が
テロとなって表面化したり、かなり不安定。
911のテロや現在のイスラムvsアメリカの状態を、たぶんとても色濃く投影したような感じ。
主人公はキーになる。そして、もうひとつ重要なキーとなるのは
意外にもホログラフィック機能を持ったAI。 アシモフのI ROBOTと同じで。
果たして光はあるのか。非常に面白いです。