読んでいる方が削られる、と感じた。
世の中の小説で、ああこの程度ならもしかすると他の誰かが
書いたかも知れない、と感じるものと、これはちょっと普通の人には
書けないな、と感じるものがあるがこれは明らかに後者。
登場人物は主に4人で、それぞれが自分の話を語る。
しかし途中からどの人物を信じて良いのか全く分からなくなってくる。
よく考えてみれば普通に生活している中でも、客観的事実というのは
実際は誰も説明できなくて主観的な事実が文字になり、話になる。
そういうことをああ、そういうことか、と理解させられる。
大学までエスカレーター式の中学?高校?における
ヒエラルキー的社会と、どうしようもなく狂っていくまじめな女の子、
そんな話。恐ろしい。
東電OL殺人事件に関してはこのページが詳しい。
読後このページを読んでみるとこの小説がかなり忠実に
事件を追っていることがわかる。
ちなみに、やっぱり慶應か。一瞬学習院かと思ったのはあれのせい。
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