この作者は現実の事件を元にして完全に別の、 それでいてリンクしている世界を構築する。 それが恐ろしくノンフィクションのよう。
監禁された少女が大人になり過去を暴露する内容なのだが、 残虐記の面白いところは少女が、 事件の真相を野次馬的に知りたいと思うであろう 名も無き人々の圧力を感じて事件の詳細を話さない という作品全体に流れる雰囲気。
確かに、ワイドショー的な野次馬根性は人全体に言えること だと思うし、それが毒になり悪意になり 被害者を攻撃するだろう。