作者自身表紙の絵を描いている絵から物語が
生まれたと書いていたが、表紙が良い。
それから帯もいい。
「なあ、この音楽は誰かにちゃんと届いてんのかよ?」
といういかにも伊坂幸太郎の物語に出てくるような
台詞が書かれているだけなのだが、
物語をそれだけで想像させる。
時空を簡単に超えて音楽が作用する。
それぞれは知らないのに関わり合う人たち。
ゴールデンスランバーと違って登場人物同士の
気持ちの理解し合いのようなものは無い。
あくまで読み手となる自分たちがその繋がりを知っていて
心の底でにやりとしてしまうような内容。
おすすめ。