前にも書いたかも知れないが中村航の作品は
付き合っている二人の間で生まれる独自ルールを
すんなりと物語に入れ込むのがうまいと思う。
そういうのに引き込まれつつ読み進めていて、ふと気づくのだ。
そう言えばこの本のタイトルは、何か悲しいことを示唆していたと。
気づいた頃にはもう遅い。
ジャケットは単行本の人がいいよね。
続きを読む現実から逸脱しないでとても普通の生活の中にちょっとした
こだわりを表現するようなお話。
主人公は30歳手間くらいの夫婦とその、奥さんの友達の夫婦。
ある部分はとても共感できるしある部分はとてもうらやましいような。
小説全体に流れる空気がなんともいい。
土、である。
おすすめ。
全体に流れる清涼感みたいなものがとても独特。
大学をやめて塾でアルバイトする青年がなにもかも
わかっている、と思いこんでいる生徒を教えながら。
ロックをテーマにしている、と思わないで読んだ方がいいかも。
とても好みのデザインの表紙に惹かれて買った文庫。
文藝賞を受賞。
なんの背景説明もないまま、4人ほどの登場人物が現われる。
特に主人公がいったいどこから来て誰なのか
わからないのだが、真夜中のガソリンスタンドでバイトしている
ところに、音もなく女の子がするりと滑り込んでくる。
どことなく村上春樹的な雰囲気が感じられるものの
全体を通して今まで読んだことのないタイプのお話。
どことなく現実離れしているのだが現実にとどまっていて
きれいで透明な感じ。
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