何気なく近所の本屋で買った一冊だがかなりいい。
主人公は青森県の中学三年生・野球部・補欠。
ひと夏の出来事の積み重ねで変わっていく。
村上春樹の短編の中では最も好きな本。
後々まで記憶に残る話が多い。
現実との遊離具合もとても良いし、なんていうか、
本当におもしろい話ばかり。
最近電車の中とか、いろんなところで村上春樹の文庫を
読んでいる人を見かける。そういったひとたちが僕のように、
もう何度目かもわからなくなって読みかえしているのか、
あるいは初めてその作品を読んでいるのかわからない。
けれどたいていの場合、僕が買った頃の背表紙の文庫を
読んでいるし、彼らも何度目か、読み返しているんじゃないかと
思う。
ノルウェイの森に関してはひとつ、とてもやるせないエピソードがある
この本はものすごく自分にとっては重要な本。
何度読み返したかわからない。ただここ数年は読み返してなかった。
僕が割と本を読み始めたのは中学に入ってからで、まずは
親に勧められた宮部みゆきの龍は眠るだとか、そういった
主人公もちょうど自分と同じくらいの設定の本をとにかくどんどん読んだ。
ある時宮部みゆきに飽きて、というか宮部みゆきの書いた本を
ほとんど読み切って、Z会の毎週送られてくる解答集みたいなやつに
出ていたこの「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」を手に取ってみたわけだ。
今にして思えば、Z会をやっていて一番良かったのはこの本に出会えたことで、
他に関してはほぼ全くと言って良いほど役に立たなかった。あれは自分でやる
子にとってはとても良い教材かも知れないけど。
ともかく、この本に出会ったことで僕は圧倒的な世界観と消失感を味わい、
その後negiに紹介され読み始めた風の歌を聴けからの一連のシリーズ、
村上春樹の世界に完全に没頭した。
おそらく映像や音では絶対に表現しきれないし、日本語ではない言語でも
表現できないと思う。
この本が無ければ今の自分は無いと言ってもいい。
出来れば15歳以下くらいでこれを読んで欲しいなと思う。
風の歌を聴け、羊をめぐる冒険に続く、村上春樹の代表的作品。
これも5回目くらいか。読んだのは。もう10年くらい前(いいすぎ?)になる、
中学2年の時にnegiが教室でハードカバーのこの本を読んでいたのが
とても印象に残っている。
中学の時にハードカバーを買うっていう発想は僕にはなかったし、
まあなんて言うか、すごい進んだ子だよ。negiは。
ドルフィンホテル。羊男。何度読んでも良い。
当然だけど風の歌を聴け、羊をめぐる冒険読んでからね。読むなら。
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