音もなく少女は/ボストン・テラン/文春文庫(2010.8.10発行)
主人公はアパートの管理人の暴君の父と小さな工場で働く母クラリッサのもとに1951年に生まれた耳の聴こえない娘イヴ
途中で涙が止まらなくなる場面があります。
ボストン・テランの作品は、気軽に読むミステリではありません.
しかし読んだ後に元気が沸いてきます。
自分よりも弱い者・弱い立場にある者に対する暴力や愚行は、社会全体でなんとしてもとめなければなりません。
虐待事件が相次ぐ日本の児童相談所の職員に、この心が欠けていることが気になって仕方ありません。
解説は「男の力を借りずに私たちは生きていく、と宣言する女性たちの物語」と本書を紹介し、「いい小説だ。胸に残る小説だ。」とその一文を閉じています。
2010年8月10日文春文庫より発行 原題は(?)「WOMEN」
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音もなく少女は (文春文庫)
ボストン テラン |
ある方の読後感想に「運命に立ち向かう女たちの力強さと優しさを描き出した素晴らしい作品」とありましたが、まったく同感です。
第1長編 『神は銃弾』2001年9月10日文春文庫より発行
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神は銃弾 (文春文庫)
ボストン テラン |
☆2000年英国推理作家協会最優秀処女長篇賞受賞作品
☆このミステリーがすごい!2001年度版(2002年)宝島社第1位
☆2001年週間文春ミステリーベストテン第7位
第2長編 『死者を侮るなかれ』2003年9月10日文春文庫より発行
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死者を侮るなかれ (文春文庫)
ボストン テラン |
第3長編 『凶器の貴公子』 文春文庫から2005年8月10日発行
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凶器の貴公子 (文春文庫)
ボストン・テラン |
豊饒の地(上)(下)/フェイ・ケラーマン/創元推理文庫(1995.9.29発行)
正統派ユダヤ教徒リナ&ロサンゼルス市警のデッカー・シリーズ第3弾
深夜、丘陵地帯をゆっくり車で走り帰宅しようとするデッカーに一瞬の光が目にとまった。
捜索をやめるなと告げる内なる声に導かれたデッカーを待っていたのは、二歳にも満たない幼児だった----
愛と友情の物語は深く深く読む人をひきつける。
今回は両親からの捜索願が出ないのに大事にされていたことがわかる幼児の事件・デッカーの戦友エイベルが売春婦へのレイプと暴行の現行犯で逮捕された事件・デッカーとリナの愛の行方と次から次へと読む人の心に揺さぶりをかけます。
デッカーの部下:下手なフルート演奏でみんなを悩ませるマージ・ダンとのんびりした性格のマイケル・ホランダーからも目が離せません。
是非このシリーズにはまって第1作から第10作までをお楽しみください。
1995年9月29日創元推理文庫より発行
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豊饒の地〈上〉 (創元推理文庫)
フェイ ケラーマン / 東京創元社
(1995-09)
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豊饒の地〈下〉 (創元推理文庫)
フェイ ケラーマン / 東京創元社
(1995-09)
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<リナ&デッカー・シリーズ>
第1弾『水の戒律』
第2弾『聖と俗と』
第3弾『豊饒の地(上)(下)』
第4弾『贖いの日』
第5弾『堕ちた預言者』
第6弾『赦されざる罪』
第7弾『逃れの町』
第8弾『正義の裁き(上)(下)』
第9弾『死者に祈りを(上)(下)』
第10弾『蛇の歯(上)(下)』
聖と俗と/フェイ・ケラーマン/創元推理文庫(1993.12.17発行)
17年前このシリーズは読んだ記憶がありますが、最新作を読んで今回また読み返すことにしました。
正統派ユダヤ教徒リナ&ロサンゼルス市警のデッカー・シリーズ 第2作
クリスマス・イヴにデッカーと山の中でキャンプを張っていたリナの子供サミーが黒焦げの人骨2体を発見したところから本編第2作は始まります。
このシリーズは、リナとデッカーと、その二人をめぐる人々の愛と成長の物語です。
社会の厳しい現実と宗教の説く理想とのギャップ 人はどうやって生きていくのでしょうか。
昔と同じように引き込まれて本に没頭してしまいました。
第2作の解説者は第1作について『お互いに惹かれあっていても。相手の立場を思いやり自制してしまう二人の関係に、私は「これが大人の愛なのよと感動してしまった」と
そして第2作を読み終えて「これも大人の愛なのよ」と静かに思いつめている』と書いています。
1993年12月17日創元推理文庫より発行
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聖と俗と (創元推理文庫)
フェイ ケラーマン |
リナ&デッカー・シリーズ
第1弾『水の戒律』
第2弾『聖と俗と』
第3弾『豊饒の地(上)(下)』
第4弾『贖いの日』
第5弾『堕ちた預言者』
第6弾『赦されざる罪』
第7弾『逃れの町』
第8弾『正義の裁き(上)(下)』
第9弾『死者に祈りを(上)(下)』
第10弾『蛇の歯(上)(下)』
P2(上)(下)/ルイス・ミゲル・ローシャ/新潮文庫(2010.6.1発行)
2006年世界的ベストセラーになったポルトガルの作家のミステリ
1978年9月に在位わずか33日でローマ法王ヨハネ・パウロ一世が自室で遺体で発見された事件と30年後の現代とが錯綜して読者の前に現れる。
村上春樹の日本語を読んだ後ではこの翻訳の日本語はちょっとつらいものがありました。
それでもどんどん読んでいったのは、世紀の事件の究明に挑み、先を知りたいと思わせる構成力のせいでしょうか。
本書は「ヴァチカンをめぐる歴史ミステリの第1弾」
訳者は「ヴァチカンの闇はどこまでも深い」「ほんとうのミステリーはこれから始まる」との一文でそのあとがきを閉じています。
2010年6月1日新潮文庫より発行 原題は「LA MUERTE DEL PAPA(ローマ法王の死)」
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P2〈上〉 (新潮文庫)
ルイス・ミゲル ローシャ |
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P2〈下〉 (新潮文庫)
ルイス・ミゲル ローシャ |
[番外編]1Q84 BOOK1〜3 /村上春樹/新潮社(2010.4.16発行)
作者の解説によれば“10歳で出会って離れ離れになった30歳の男女が、互いを探し求める話”
べストセラーになる本は読みやすくて、先を読みたいと誰もが思うような構成と展開を持っている。
昨年世界中を巻き込んだベストセラー『ミレニアム1〜3』にもまったく同じことが当てはまります。
大きな違いは、ミレニアムの作家は亡くなってしまったが、村上春樹は元気なこと。
第3巻は展開が遅く、ちょっといらいらさせられた。日本的な浪花節的展開なのかな。
ミレニアムは第3巻でも大きな展開があったので、ここに両者の差がある。どちらかしか読めないとすれば、ミレニアムに軍配をあげます。
だけど両者ともに面白さと構成には脱帽です。
うちのが3冊読みきっただけはありました。本書を面白いと思った方は是非『ミレニアム』を読んで比べてみてください。どちらに軍配があがるのでしょうか。
『ミレニアム』は映画化され、日本でも上映されました。原作を読んでいてもいなくても充分に楽しめるいい映画に出来上がっていました。1Q84も映画化されるのでしょうか。
2010年4月16日新潮社より発行
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1Q84 BOOK 1
村上 春樹 |
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1Q84 BOOK 2
村上 春樹 |
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1Q84 BOOK 3
村上 春樹 |
ミレニアム シリーズ第1作『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上)(下)』
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ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上
スティーグ・ラーソン |
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ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下
スティーグ・ラーソン |
ミレニアム シリーズ第2作『ミレニアム2 火と戯れる女(上)(下)』
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ミレニアム2 上 火と戯れる女
スティーグ・ラーソン |
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ミレニアム2 下 火と戯れる女
スティーグ・ラーソン |
ミレニアム シリーズ第3作『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上)(下)』
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ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上
スティーグ・ラーソン |
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ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 下
スティーグ・ラーソン |
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