天使の鬱屈/アンドリュー テイラー/ 講談社文庫(2006.2.15発行)
3連作の第3作目 (第1作『天使の遊戯』第2作『天使の背徳』)
第1作が出たのが2004年の2月 3作目までこんなに時間がかかっては忘れてしまいます。
講談社さん、こんなに時間がかかる理由を教えてください。
他の出版社が3部作を1月おきに出版したのをみても何か工夫が必要だと思います。
本の感想に「解説には単独でも楽しめる作品との言がありましたが、
意味深長な流れと裏腹に、実際の謎解きはあっさり終わってしまう感じが強く、
あまり楽しめませんでした。」と書いている方がいましたが、全く同感です。
三部作として読まないと全く面白くありません。全部3冊発行されたから読まれた方は、はまってしまって高い評価をだしています。
2006年2月15日講談社文庫より発行
悪魔のヴァイオリン/ ジュール グラッセ/ハヤカワ・ミステリ(2006.1.6発行)
作家のジュール グラッセは、本業は医師という以外プロフィールは公表されていません
本書がデビュー作 2005年度パリ警視庁賞の受賞
本の裏書きに「人情派刑事メルシエ警視、パリの街を走る!」とあります
翻訳がかなり気になるところがあります
人情派刑事メルシエ警視の活躍にまた是非あいたいと思います
気軽に楽しく読めるミステリーです
2006年1月6日ハヤカワ・ミステリより発行
報復ふたたび/ジリアン ホフマン/ヴィレッジブックス(ソニー・マガジンズ)(2005.11.10発行)
衝撃のデビュー作『報復』(日本で45万部以上のベストセラー)の続編 第2作
初めてのかたは是非第1作からお読みください。 原題は「Last Witness」
続編である本書も更に続くことが予想される終わり方です。
事件の全体の解明に、作者は読者をどこまで引っ張っていくつもりでしょうか。
本書は犯人を推理するタイプのミステリーではありません。
司法とは何か・正義とは何か。
検事補と一緒にその世界に飛び込んで、はらはらドキドキしてみませんか。
2005年11月10日ヴィレッジブックス(ソニー・マガジンズ)より発行
血と肉を分けた者/ジョン・ ハーヴェイ/講談社文庫(2006.5.15発行)
本書はCWA賞(英国推理作家協会賞)のシルバー・ダガー賞を受賞
作品の底を流れる人間に対する温かい眼と厳しい現実の世界の恐ろしさ
父と娘の絆・傷ついた者同士の恋の行方
いくつもの課題を残したままで第2作へと続いていくのでしょうか。
第2作以降の迅速な翻訳を是非お願いいたします。
ジョン・ ハーヴェイは、チャリー・レズニック警部シリーズ(全10作)でよく知られている作家
本書はフランク・エルダー元警部のシリーズ第1作
既に第3作まで発表されている。
2006年5月15日講談社文庫より発行
ビター・メモリー〈上〉〈下〉/サラ パレツキー/ハヤカワミステリー文庫(2006.5.9発行)
女性探偵V・I・ウォーショースキー・シリーズ第10作
このシリーズ第1作『サマータイム・ブルース』(1982年)を夢中で読んだ記憶があります。
“女性私立探偵小説”の一大奔流を築いたサラ・パラツキー。日本にファンクラブまであります。
1995年の英国推理作家協会(CWA)賞シルヴァー・ダガー賞(『ダウンタウン・シスター』)
2002年の同賞ダイヤモンド・ダガー賞
2004年には『ブラック・リスト』で同賞ゴールド・ダガー賞を受賞
今回の作品は、いつもヴィクを支えている医師ロティ・ハーシェルの過去を中心に
物語が展開していきます。
先を読むのを止めることの出来ないおもしろさ。
物語の中にどんどんのめり込んでいってしまいます。
本から現実にかえるのがむずかししくなる気さへします。
2006年5月9日ハヤカワミステリー文庫より発行