時空を超えて/ギヨーム・ミュッソ/小学館文庫(2008.5.13発行)
フランス・ニース大学出の作家が描く、とてもつらいけど素敵なラブストーリーと友情の物語 あなただったらどのような選択をしますか
本文から
「だれもが一度はしてみる質問―過去に戻ることができるのなら、人生の何を変えたらいいのか?
やり直しがきくなら、どの間違いを直せばいいのか?」
”フランスでの映画化・23カ国での翻訳刊行が決まった、心を揺さぶる奇跡のラブロマンス”と本の裏書きにあります。
もっともっと素敵で誰も傷つかない解決方法はないのでしょうか。誰か考えてくださいませんか。
2008年5月13日小学館文庫より発行
深海のアリバイ-マイアミ弁護士ソロモン&ロード/ポール・ルバイン/講談社文庫(2008.6.13発行)
第1作を読んだ方がみんな待ち望んでいた留置所の中で出会った二人スティーブ・ソロモンとヴィクトリア・ロードのシリーズ第2作 なんと1年7ヶ月を経て発行されました。
言い回しや何やらで翻訳がたいへんだったのでしょう
ヴィクトリア・ロードの父の共同経営者に会うことになっていた二人 事件に巻き込まれて、事務所の先行きも二人の恋の行方もなにやら雲行きが怪しくなっていきます----
二人の父親や母親のこともいろいろと分かってきます。
ラブロマンスなのか法廷ミステリなのか 今回は前者に軍配が上がります。
第3作が待たれますが、こんどは法廷ミステリに重点がある作品を望みます。講談社殿、早い出版を期待します。
2008年6月13日講談社文庫より発行
第1作 『マイアミ弁護士 ソロモン&ロード』講談社文庫より2006年10月13日発行
1/2の埋葬(上)(下)/ピーター・ジェイムズ/ランダムハウス講談社(2008.1.7発行)
ロン・グレイス警視を主人公とするシリーズ第1作 本国では第3巻まで発表されています。
イギリスで発表されるや2ヶ月間もベストセラーリスト入り
フランスでは二つの賞(Prix Coeur Noir)(Le Prix Polar International)を受賞
<警視グレイス>シリーズは世界26ヶ国語に翻訳、計200万部のベストセラーになっているそうです。
9年前に妻が失踪 霊媒や超能力者のちからを信じる異色の警視ロン・グレイス
スタグ・ナイト(独身最後のどんちゃん騒ぎのこと かなり過激)に棺桶の中に入れられ生き埋めにされたマイケル・ハリソン その友人たちが交通事故にあって------
霊媒や超能力者をつかうとなると警視が犯人を追い詰める推理との関係がとてもむずかしい。終盤に息切れした感があるので、第2作以降に期待したい。
2008年1月7日ランダムハウス講談社より発行
甘い薬害(上)(下)/ジョン・グリシャム/アカデミー出版(2008.2.20発行)
アメリカの集団訴訟(クラスアクション)にまつわる問題点を取り上げたかったのでしょうか。何を言いたいのか全く分かりません。ミステリにもラブストーリーにもなっていません。
ジョン・グリシャムの作品を初めて読んだときの感動は全くありません。
一気に読ませてしまう面白さは相変わらずですが、金儲け第一主義のアメリカ法曹界を批判するための本だったのでしょうか。
本の表紙に”驚愕のストーリー"とありますが、いったいどこが驚愕なのでしょうか。こんなことを本の表紙に載せること自体まさに驚愕します。
2008年2月20日アカデミー出版より発行
ラジオ・キラー/セバスチャン・フイツェック/柏書房(2008.1.10発行)
通勤電車の中で最初のページを開いたとたんに夢中になった。降りる駅を通り過ぎちゃった。
先が気になって夜眠れなくなった そんなミステリ
絶対に2008年のミステリベストテンにランクインします
ベルリンのラジオ局が人質を取った男ヤンに占拠された。ヤンの要求は--
ベルリン警察の交渉人で犯罪心理学者のイーラ・ザミーンが呼び出された--
この作家は本当にすごい!!! ファン待望の第3作も『前世療法』既に5月21日発行されています。
第1作の『治療島』もぜひお読みください。どちらから先に読んでも大丈夫です。こちらは、ミステリが読みたい2008年版 ベスト・ミステリ2007(早川書房)第16位になっています。
ちなみに本書は、2007年4月にドイツで発売されると、『治療島』と同様ベストセラーとなり、すでに6カ国での出版と映画化が決まっている(2007年10月末現在)そうです。
2008年1月10日柏書房より発行
第1作の『治療島』 2007年7月5日柏書房より発行 ミステリが読みたい2008年版 ベスト・ミステリ2007(早川書房)第16位
最新作 『前世療法』 2008年5月21日柏書房より発行