死者の部屋/フランク・ティリエ/新潮文庫(2008.5.1発行)
2005年フランス国鉄ミステリ大賞受賞 毎年リヨンで開催されるミステリ祭の中で授与される「ポラール河岸大賞」も受賞
プロファイリングを無二の趣味とする産休明けの女性巡査長リューシー・エヌベルが主人公
彼女の推理と活躍をお楽しみ下さい。
フランスでは早くも映画化され、2008年3月に日本で開催された「フランス映画祭2008」に出品され上映されました。
失業中のヴィゴとシルヴァンは誤って見知らぬ男をひき殺してしまった。男が持っていたバッグには200万ユーロの札束が--------
既に続編『幻の記憶』がフランスでは発表されています。
また、フランク・ティリエの本シリーズとは別のパリ警視庁のフランク・シャルコ(男性)警視シリーズは、日本で第2作『タルタロスの審問官』『七匹の蛾が鳴く』まで発表され、忘れがたい強烈な印象を与える作品たちです。こちらも是非お読み下さい。
2008年5月1日新潮文庫より発行
パリ警視庁のフランク・シャルコ警視シリーズ 第1作
パリ警視庁のフランク・シャルコ警視シリーズ 第2作
ラジオ・キラー/セバスチャン・フイツェック/柏書房(2008.1.10発行)
通勤電車の中で最初のページを開いたとたんに夢中になった。降りる駅を通り過ぎちゃった。
先が気になって夜眠れなくなった そんなミステリ
絶対に2008年のミステリベストテンにランクインします
ベルリンのラジオ局が人質を取った男ヤンに占拠された。ヤンの要求は--
ベルリン警察の交渉人で犯罪心理学者のイーラ・ザミーンが呼び出された--
この作家は本当にすごい!!! ファン待望の第3作も『前世療法』既に5月21日発行されています。
第1作の『治療島』もぜひお読みください。どちらから先に読んでも大丈夫です。こちらは、ミステリが読みたい2008年版 ベスト・ミステリ2007(早川書房)第16位になっています。
ちなみに本書は、2007年4月にドイツで発売されると、『治療島』と同様ベストセラーとなり、すでに6カ国での出版と映画化が決まっている(2007年10月末現在)そうです。
2008年1月10日柏書房より発行
第1作の『治療島』 2007年7月5日柏書房より発行 ミステリが読みたい2008年版 ベスト・ミステリ2007(早川書房)第16位
最新作 『前世療法』 2008年5月21日柏書房より発行
魔術師の夜(上)(下)/キャロル・オコンネル/創元推理文庫(2005.12.28)
ニューヨーク市警の巡査部長キャシー・マロリー シリーズ第5作
とても悲しいラブストーリーです。
魔術師を相手にしている物語のため、ジェフリー・ディーヴァーの『魔術師 (イリュージョニスト)』(四肢麻痺の科学捜査官「リンカーン・ライム」シリーズ第5作)と比較されている方がいました。
それぞれの捜査官の闘い方は異なっているし、どちらが面白いかという比較をするのは全く意味がないと思います。それぞれの面白さを充分に堪能してください。
2005年12月28日創元推理文庫より発行
ジェフリー・ディーヴァーの『魔術師 (イリュージョニスト)』(四肢麻痺の科学捜査官「リンカーン・ライム」シリーズ第5作)
白い首の誘惑/テス・ジェリッツェン/文春文庫(2007.3.10)
"外科医"は最も監視の厳重な第六レベルの刑務所の中にいる。そんなおり、"外科医"の再来かと思われる殺人事件が発生し------
本書は2003年に出版された『外科医』の続編 お勧めのミステリ・シリーズです。
今回の主人公はボストン市警察殺人課の女性刑事ジェイン・リゾーリ 検視官のモーラ・アイルズとのコンビはシリーズ化され、『外科医』以降毎年1年に1作のペースで発表されているそうです。
女性刑事ジェイン・リゾーリが男性に負けまいとする、その心の葛藤部分が多すぎるため各種のミステリ賞を取れないのかな。
今回リゾーリの泣かせるセルフ「あのときぐらいは、あんたに甘えればよかったと思って。だってほんとは、すごくそうしたかったから。自分では強いふりをしているけど、ほんとはそんなに強い人間じゃないから」
既に第3作の『聖なる罪びと』(原題 The Sinner 2003 ☆(宗教・道徳上の)罪人の意)も発行されています。
2007年3月10日文春文庫より発行
女性刑事ジェイン・リゾーリ 検視官のモーラ・アイルズとのコンビのシリーズ第1作
女性刑事ジェイン・リゾーリ 検視官のモーラ・アイルズとのコンビのシリーズ第3作
外科医/テス・ジェリッツェン/文春文庫(2003.8.10)
本書のヒロインはなんといっても外科医のキャサリン・コーデル
その脇役にボストン市警察殺人課刑事トマス・ムーアと同女性刑事のジェイン・リゾーリ
女性の子宮を抉り取り喉を掻き切る猟奇連続殺人事件が発生。数年前に同様の事件が起きていたが、そのときの犯人は被害者によって射殺されていたのだが----
女医さんでなければ描けない描写 女性に対するとても残忍な事件なのですが、作者の根底に流れる人間に対する暖かい信頼が感じられてとても好きな作品です。
犯人のような怪物もまた人間の世界から出てきているのですが。
既に第2作「白い首の誘惑」第3作「聖なる罪びと」が発行されています。
2003年8月10日文春文庫より発行