深海のアリバイ-マイアミ弁護士ソロモン&ロード/ポール・ルバイン/講談社文庫(2008.6.13発行)
第1作を読んだ方がみんな待ち望んでいた留置所の中で出会った二人スティーブ・ソロモンとヴィクトリア・ロードのシリーズ第2作 なんと1年7ヶ月を経て発行されました。
言い回しや何やらで翻訳がたいへんだったのでしょう
ヴィクトリア・ロードの父の共同経営者に会うことになっていた二人 事件に巻き込まれて、事務所の先行きも二人の恋の行方もなにやら雲行きが怪しくなっていきます----
二人の父親や母親のこともいろいろと分かってきます。
ラブロマンスなのか法廷ミステリなのか 今回は前者に軍配が上がります。
第3作が待たれますが、こんどは法廷ミステリに重点がある作品を望みます。講談社殿、早い出版を期待します。
2008年6月13日講談社文庫より発行
第1作 『マイアミ弁護士 ソロモン&ロード』講談社文庫より2006年10月13日発行
最後の審判/リチャード・ノース・パタースン/新潮文庫(2005.6.1)
「罪の段階」「子供の眼」に続く法廷サスペンス3部作完結編
今回は大統領から合衆国控訴裁判所判事に指名を受けるまでの地位についた女性弁護士キャロライン・マスターズが主人公
彼女の生き方・生い立ち(23年前なぜ故郷を捨て家族と絶縁してしまったのか)が明らかにされます。彼女自身の物語と法廷ミステリとが展開していきます。
姪のブレット・アレンは、恋人のジェームズ・ケースをナイフで喉を掻き切って殺したという嫌疑を受けていた----
法廷ミステリを楽しめる部分が短いのがちょっと不満で評価がひとつ下がりました。
2005年6月1日新潮文庫より発行
子供の眼(上)(下)/リチャード・ノース・パタースン/新潮文庫(2004.2.1)
2000年週刊文春ミステリベスト10(海外)第9位
法廷ミステリの傑作『罪の段階』の続編 「罪の段階」を先に読まないと、とてもわかりにくいと思います。2作で一つの作品と言っていいほどです。
本書については、法廷ミステリの真随意を楽しめるのは下巻に入ってからですが、面白かった!!
主人公は、弁護士クリストファー・バジェットとその部下の女性弁護士テリーザ・ペラルタそして前作のとき裁判官だったキャロライン・マスターズ弁護士
リチャード・ノース・パタースンの第6作 [ 原題 Eyes of a Child (1994) ]
2004年2月1日新潮文庫より発行
罪の段階(上)(下)/リチャード・ノース・パタースン/新潮文庫(1998.11.1)
1995年週刊文春ミステリベスト10(海外)第9位
法廷ミステリの傑作 全ての法廷ミステリファンに絶対の自信を持ってお勧めいたします。
解説の中でも「傑作中の傑作である。ミステリーファンの読者は、いや小説好きのすべての読者は、この機会に是非手に取っていただきたい」と絶賛しています。
リチャード・ノース・パタースンの第5作 [ 原題Degree of Guilt (1992) ]
第1作の「ラスコの死角」から25年後との設定
主人公は、弁護士クリストファー・バジェット。バジェットは29歳の時に大統領の選挙資金操作にまつわる不正をメアリ・キャレリとともに暴いた。
キャレリは、その後テレビのニュースキャスターに転身
バジェットは、キャレリとの間の子であるカーロと暮らしている
そのキャレリがインタビューのため会ったホテルの一室で、著名な作家にレイプされそうになり、銃で相手を死亡させた---------
1998年11月1日新潮文庫より発行(ハードカバーは1995年10月30日発行)
マイアミ弁護士 ソロモン&ロード(上)(下) /ポール・ルバイン/講談社文庫(2006.10.13)
ユーモアたっぷり・人間味あふれる法廷ミステリ
こんな愉快な法廷ミステリは初めてです。
スティ−ブ・ソロモンという型破りな弁護士と、ヴィクトリア・ロ−ドという真面目で魅力的な女性検事の2人が出会うのは留置所の中。こんな始まりも珍しい!
アメリカでは既にシリーズ第3作までが刊行されており、早く続きが読みたいと切実に思います。
ちょっとふざけすぎだけど、心も温かくなる、マイアミを舞台とした法廷ミステリをあなたも是非お楽しみください。
講談社文庫より2006年10月13日発行