報復ふたたび/ジリアン ホフマン/ヴィレッジブックス(ソニー・マガジンズ)(2005.11.10発行)
衝撃のデビュー作『報復』(日本で45万部以上のベストセラー)の続編 第2作
初めてのかたは是非第1作からお読みください。 原題は「Last Witness」
続編である本書も更に続くことが予想される終わり方です。
事件の全体の解明に、作者は読者をどこまで引っ張っていくつもりでしょうか。
本書は犯人を推理するタイプのミステリーではありません。
司法とは何か・正義とは何か。
検事補と一緒にその世界に飛び込んで、はらはらドキドキしてみませんか。
2005年11月10日ヴィレッジブックス(ソニー・マガジンズ)より発行
報復/ジリアン・ホフマン/ヴィレッジブックス
ジリアン・ホフマンは、アメリカ、ロングアイランド育ち。セント・ジョンズ大学ロースクール在学中から検察官としての修行を積み、卒業後はフロリダの検事局で検事補となる。専門はドメスティック・バイオレンス。
本書がデビュー作 既にワーナーブラザーズが映画化権を購入 ソニーマガジンズから2004年11月20日発行
本のレビューは読まないでお読みください。
あるレビュアーが「残念ながら読み進んでいくとともに、緩やかに冷めていきました。」と書いていますが、同感です。最初のどきどき・期待感は後半で裏切られてしまいます。頭脳で解決しないのは、コーンウェルの検死官シリーズと同じといえば同じですが、ミステリーファンとしては納得できません。
検事も捜査官もこんなあほでどうするのでしょうか。
霧のとばり/ローズ・コナーズ/二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション(2005.1.20発行)
本書は2003年MWAメアリ・ヒギンス・クラーク賞を受賞 リーガルサスペンスの新星として一躍注目を集めました。
舞台はケープコッドの町。この場所について詳細を知りたい方はアメリカの国立公園ケープコッド海浜公園を参照してください。女性検事補マーティ・ニッカーソンが主人公です。
最近読んだなかでは最高の作品だと思います。
法廷ミステリーとしてすばらしいだけでなく、犯罪被害者の立場もきちんと捉えている希有の作品です。人間に対する限りない愛情が作品にあふれています。「人を殺す無かれ」という命題を読むだけでわからせてくれます。
涙なしには読めないので、電車の中で読むことはお薦めできません。
作品の中で7歳の息子が主人公の母親に2人で雪嵐を乗り切ったときに言った言葉を贈ります。「ママ、ぼくはいつだってママを助けてあげる。これからもずっとママを愛している。いま言ったふたつのことは、いつまでも変わらないよ」
既にマーティ・ニッカーソンを主人公にした第2作・第3作が発表されています。日本での少しでも早い翻訳を楽しみに待っています。
ローズ・コナーズは、フィラデルフィア出身 デューク大学のロースクールを卒業後検察官・弁護士として18年にわたり法曹界で活躍。本書がデビュー作。
2005年1月20日二見書房より発行
ダーク・レディ〈上〉〈下〉/リチャード・ノース・パタースン/新潮文庫(2004.9.1発行)
このミステリーがすごい!2005年度版(2004年)第7位
6年と9カ月栽判で負けていない検察局殺人課課長を務め”ダーク・レディ”の異名を持つ女性検事補ステラ・マーズが主人公
検事補が主人公ながら、法廷ミステリというよりも選挙が絡んだポリティカル(政治)ミステリといってよいかも。
とにかく面白い。先をどんどん読みたい気持ちと読んでしまったらこの物語から離れなければならなくなるのはいやだという気持ちがしのぎあって大変です。
いつまでも読んでいたいミステリです。続編とか考えていないのでしょうか。
作家はカルフォルニア州バークレー生まれ CWRUで法律を学び、法律事務所などに勤務 アラバマ大学を経てミステリライターに
2004年週刊文春ミステリベスト10(海外)次点(第11位)
2004年9月1日新潮文庫より発行