航路 (上)(下)/コニー・ウィリス/ ヴィレッジブックス
宮部みゆきさん絶賛!訳者も「心揺さぶるこの感動的名作を、一人でも多く人に読んでほしい」「この小説はだれが読んでも絶対におもしろい」とものすごくほめています。
認知心理学者のジョアンナが主人公。
NDE(臨死体験)の原因と働きを科学的に解明するため、臨死体験者の聞き取り調査に奔走。一方、神経内科医のリチャードは、被験者の脳に臨死体験そっくりの幻覚を誘発する薬物を発見し、擬似NDEを人為的に引き起こしてNDE中の脳の状態を記録するプロジェクトを立ち上げ、彼女に協力を求めた。
ここから臨死体験サスペンス物語はゆっくりと展開していきます。
「あまりにも話の展開が遅いので、結局挫折しました。」という人がいるくらい、下巻の260ページぐらいまでは展開がありません。
せっかくの心揺さぶるヒューマン・サスペンスも最後まで読めないような構成をとったことが残念に思われます。あまり本筋といえない部分の登場人物の話や描写が多くて、ちょっといらいらします。特に前半部分は、何故こんな人物が必要だったか、わからない人物や描写が多すぎます。
すっきりしたらどんなに素敵なサスペンスになっていたか。
すっきりしたらどんなに素敵な人間へのメッセージになっていたか
コニー・ウイルスConnie Willisは、1945年アメリカ コロラド州デンヴァー生まれ。
1982年に短編「見張り」でヒューゴー賞を受賞。現代アメリカSFを代表する女性作家 ヒューゴー賞・ネビュラ賞の最多受賞記録を保持。邦訳に、短編集『わが愛しき娘たちよ』、『リンカーンの夢』、『ドゥームズデイ・ブック』、『リメイク』(以上、早川書房)など
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎/コニー・ウィリス/早川書房
2004年週間文春ミステリーベストテン第4位
舞台は西暦2057年 あなたの頭もその時代にタイムトラベル
本書はタイムトラベルで歴史を縦横に駆けめぐる史学生ネッドとヴェリティの活躍をユーモアたっぷりに描くSFミステリー。ヒューゴー賞・ローカス賞受賞作。
読後感想に他の人が「決して読みやすい本ではないが」「最初乗り切れるまでに時間がかかったので」と感想を述べているとおり最初は非常に読みにくい本です。私に関していえば、言葉の遊びや悪ふざけが多すぎて、ずっと読みにくかったです。
タイムトラベルの設定がよくできているところは感心しました。物を持ってまたは身につけていてはタイムトラベルできないため、大企業は手を引き、大学や一部の関係者のみが歴史研究のため利用しています。あるものが何故か通過できてしまったことから物語が始まります。
コニー・ウィリスは、1945年アメリカ・コロラド州デンヴァー生まれ。教職のかたわらに小説を書きはじめ、1982年に短編「見張り」でヒューゴー賞を受賞。現代アメリカSFを代表する女性作家 ヒューゴー賞・ネビュラ賞の最多受賞記録保持者。
他の邦訳に、短編集『わが愛しき娘たちよ』『リンカーンの夢』『ドゥームズデイ・ブック』『リメイク』(早川書房)『航路 上・下』(ソニーマガジンズ)など
闘うベストテン2004第5位
このミステリーがすごい!2005年度(宝島社)第9位
昨年中に日本で出版された海外ミステリーのなかでとても高い評価を受けています。
2004年4月17日早川書房より発行