週刊文春ミステリーベスト10 - 2011年 [9]

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☆2009年ハメット賞受賞作品
ファンタジーの新人賞クロフォード賞受賞(作家が対象のもの)
☆2011年週刊文春ミステリベスト10(海外)第9位
☆このミステリーがすごい!2012年版(2011年)ベスト20宝島社第15位

SFや夢の世界が好きな人向き

<探偵局>の辣腕探偵が失踪し、彼専任の記録員アンウィンは、記録員に戻りたい一身で事件の謎に挑む。

2009年発表の処女長編小説

「ファンタジー+ミステリのジャンル横断的作品」と訳者あとがきにあります。

2011年8月31日創元推理文庫より発行 原題は「The Manual of Detection」

犯罪
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今までのミステリとは全く異なる切り口

読んだ後に涙があふれてきてしばらく止まらなくなってしまいました。

人間の弱さとすばらしさと、それを裁くドイツの法廷のすばらしさを余すことなく伝える優れた11作の短編集

あっというまに読み切ってしまい、もう一度読み直している自分がいました。

日本の法廷もいつかこのような裁きをみせてくれるのでしょうか。

人が人を裁く法廷に、血が通う日が一日も早く来ることを望んでやみません。

<11編の作品>
・「フェーナー氏」Fahner
・「タナタ氏の茶碗」Tanatas Teeschale
・「チェロ」Dee Cello
・「ハリネズミ」Der Igel
・「幸運」Gluck
・「サマータイム」Summertime
・「正当防衛」Notwehr
・「緑」Grun
・「棘」Der Dorn
・「愛情」Liebe
・「エチオピアの男」Der Athiopier

「高名な刑事事件弁護士である著者が現実の事件に材を得て、異様な罪を犯した人間たちの哀しさ、愛おしさを鮮やかに描きあげた珠玉の連作短篇集」と紹介されています。
 
2011年6月15日東京創元社より発行  原題は「Verbrechen」

☆ミステリが読みたい!2012年版(早川書房)第2位
☆2011年週刊文春ミステリベスト10(海外)第2位
☆このミステリーがすごい!2012年版(2011年)ベスト20宝島社 第2位

二流小説家
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☆アメリカ探偵作家クラブ最優秀新人賞ノミネート作品
☆2011年週刊文春ミステリベスト10(海外)第1位
☆このミステリーがすごい!2012年版(2011年)ベスト20宝島社第1位
☆ミステリが読みたい!2012年版(早川書房)第1位

日本の海外ミステリランキング初の3冠に輝く作品
 
ミステリファンの評価ははっきりと分かれる作品だと思います。

楽しみたいと思って読めば評価が高く、ミステリの醍醐味を味わいたいと思って読んだら評価はぐっと低くなります。

主人公は売れない作家のハリー・ブロック。そのハリーにニューヨークを震撼させた連続殺人鬼から告白本の執筆の依頼が舞い込んだ----

ビジネスパートナーのハリーが家庭教師をした女子高校生のクレア。

連続殺人鬼の犠牲になった双子の姉をもつストリッパーのダニエラ。

脇役達も魅力的です。

2011年3月10日ハヤカワポケットミステリより発行 原題は「The Serfalist」

Amazonのレビュー表題のうち評価の高いものを紹介します。

「こなれた文体、優れた構成。文句なしの傑作」「冴えない二流小説家VS獄中の連続殺人鬼」「読者自身ののど元にも切っ先を突き付けるシャープな作品」

忘れられた花園 上
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☆闘うベストテン (AXNミステリチャンネル) - 2011国内外ミステリ第1位
☆ミステリが読みたい!2012年版(早川書房)第7位
☆このミステリーがすごい!2012年版(2011年)ベスト20宝島社第9位
☆2011年週刊文春ミステリベスト10(海外)第8位

長い航海のすえにやっとやっとたどりつきました。というのが読み終わったときの感想です。

謎が謎を呼ぶ展開に心躍ること保証します。

2011年の最高のミステリだと個人的には思いました。

1913年ロンドン 船の甲板の上で幼い少女がおばさまの言いつけを守ってずっと静かに待っていたところから物語は始まります。

物語は章ごとに1900年・1913年・1930年1975年と2005年のどこかに飛んでいくという構成をとっています。

系図を描いて読むととてもわかりやすいので、試してみてください。

ミステリを読むのなら是非ともこの本をお読みください。

2011年2月25日東京創元社より発行 原題は「THE FORGOTTEN GARDEN」

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☆2011年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第2位
☆このミステリーがすごい!2012年版(2011年)ベスト20宝島社第3位
☆2011年週刊文春ミステリベスト10(海外)第3位
☆ミステリが読みたい!2012年版(早川書房)第5位

元KGB捜査官でモスクワ殺人課責任者レオ・デミドフとその妻ライーサのシリーズ第3作 三部作の完結編

「どこまでも切ない愛の物語」と訳者。

予想もつかない展開にただただ呆然としてしまいました。

国家が個人に権力をふるったときの恐ろしさをこれほど痛切に伝える物語はありません。

人はいったいなんのために生きているのか。

それを痛いほど伝えるこの物語は本当に終わってしまったのでしょうか。

2011年9月1日新潮文庫文庫より発行 原題は「AGENT 6」

Amazonのレビューの方の「終結してしまうのが大変惜しいと感じられます。あとおよそ10年、ソビエト崩壊のときを迎える瞬間までのレオと家族の物語を読むことはかなえられないのでしょうか。」おっしゃるとおりです!!

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