D.M.ディヴァイン 一覧


☆本格ミステリ・ベスト10海外2012探偵小説研究会(原書房)(2011年)第1位

本書は「災厄の紳士」の翌年に書かれた著者の第11番目の作品 

13歳の少女達が海水浴に出かけるところから物語は始まる。

その物語はいろいろな立場の人から語られる形式を取っています。

早い段階から犯人は絞られていますが、動機は何か・もしかしたらこちらが犯人かとじっくりと犯人あてを楽しめるミステリです。

2011年10月31日創元推理文庫より発行 原題は「THREE GREEN BOTTLES」
D・M・ディヴァイン:イギリス・スコットランドの出身 

1981年に死後出版された一作を含めて計13作の長編本格ミステリを発表
1920年生まれ 1980年に亡くなっています。

Amazonのある方のレビュー表題は「本格ミステリー愛好家の渇を癒す名手ディヴァインの異様な迫力に満ちた後期力作!,」と。


「八人がわたしの手にかかって死ぬだろう」と言う殺人者の告白文からこの物語は始まる。

スコットランドの地方都市で、帰宅途中の女性教師が何者かに襲われ、殺されかけた。この件を発端に、連続殺人事件が---

被害者の共通点は何か。

主人公は容疑者として疑われながらも事件を追う新聞記者のジェレミー・ビールド

イギリスでの原書発行は1967年

再評価を受けて日本でも1994年に出版されたものの復刻版

全く時代を感じさせない作品

推理小説の原点ともいえるすばらしい作品。またこの人にやられてしまいました。

2011年1月28日創元推理文庫より発行 原題は「THE FIFTH CORD」

復刻版が出版されるや「悪魔はすぐそこに」「ウォリス家の殺人」「災厄の紳士」いずれもその年の日本のベストテンものに入った。

筆者紹介:D.M.ディヴァイン:イギリスで1960年代から70年代に活躍  1980年に亡くなった。

日本で出版されると必ず日本のベストテンものに複数ランクインする作家の伝説的(?)デビュー作

1961年に出版されたこの作品にミステリの女王アガサ・クリスティーが「最後の最後まで楽しんで読めた」と

弁護士事務所の共同経営者である兄オリバーからいつものように事務所に呼び戻されたサイモンを待っていたのは深い霧の夜だった。

やっとのことで事務所にたどり着くと---

2010年5月28日創元推理文庫より発行

『悪魔はすぐそこに』(1966) 2007年9月28日創元推理文庫より発行

☆2008本格ミステリ・ベスト10海外(原書房)(2007)第2位
☆闘うベストテン2007(ミステリチャンネル)海外ミステリ第3位
☆このミステリーがすごい!2008年版(2007年)ベスト20宝島社<海外>第5位
☆2007年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第10位
『ウォリス家の殺人』(1981) 2008年8月29日創元推理文庫より発行

☆2009本格ミステリ・ベスト10海外(原書房)(2008)第1位
☆2008年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第4位
☆2008年週刊文春ミステリベスト10(海外)第8位
☆このミステリーがすごい!2009年版(2008年)ベスト20宝島社第10位
『災厄の紳士』(1971) 2009年9月30日創元推理文庫より発行

☆本格ミステリ・ベスト10海外2010探偵小説研究会(原書房)(2009年)第1位
☆2009年週刊文春ミステリベスト10(海外)第8位
☆このミステリーがすごい!2010年版(2009年)ベスト20宝島社第14位

パリのメトロの車内で地図を落とした娘にネヴィル・リチャードソンは声をかけた----

大きな謎が早くから読者に提示され、それが何か知りたくて先を読まずにはいられない素晴らしい構成!!

しかし、『ミレニアム1~3』のようにベストセラーにならなかったのには訳がある。

最後の謎解きの部分が不十分で(短すぎる)かつ納得がいかないところがあり、手をぬいたとしか思えない。最後にきて本当にがっかくりときた。それまでは素晴らしい作品なのに。

本書は1971年発表のディヴァインの7作目の邦訳書

☆本格ミステリ・ベスト10海外2010探偵小説研究会(原書房)(2009年)第1位
☆2009年週刊文春ミステリベスト10(海外)第8位
☆このミステリーがすごい!2010年版(2009年)ベスト20宝島社第14位

2009年9月30日創元推理文庫より発行

ここからは読後にお読み下さい。

謎解きの大きなポイントになる「手帳」についての解説は全く不親切・不適切でかつ不十分。

自分のミスかもと思って、読み返してみたけれど全く納得がいかない。ここでも推理を働かせて犯人は優秀なのだからとか勝手に考えろというのが作者の考えなら、その考えはうけいれがたい。

ミステリマニアには全部を説明しないそこがよいのかもしれないけど。 

ネヴィルの暗号が役にたたなかったことの理由・訳に全く触れないのは全くミステリ(!?)です。

事件の経緯も納得できるものではなく、説明も十分とはいえず、納得できずに読み返さなければならないミステリなんてある意味最悪。

最後まで推理を楽しめたミステリだけに、最後の謎解きに力を入れてきちんと納得させてほしかった。

なお、この作家の作品は、翻訳されるたびにミステリ・ベストテン入りしている。
悪魔はすぐそこに』(1966)邦訳2007年9月28日創元推理文庫より発行
ウォリス家の殺人』(1981)邦訳2008年8月29日創元推理文庫より発行

悪魔はすぐそこに』につづく2冊目のD.M.ディヴァインの作品

2009本格ミステリ・ベスト10海外(原書房)(2008)第1位
2008年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第4位
2008年週刊文春ミステリベスト10(海外)第8位
このミステリーがすごい!2009年版(2008年)ベスト20宝島社第10位

ミステリーとして高水準にあると思われるこの本を、早川書房だけがベストものからはずしています。理由を知りたいものです。

人気作家ジェフリー・ウォレスの邸宅に招待された歴史学者モーリス・スレイター

彼ら二人は血はつながっていないものの一緒に育った仲だった---

2008年8月29日創元推理文庫より発行

第1作 『悪魔はすぐそこに』 どちらを先に呼んでも大丈夫です。

2008本格ミステリ・ベスト10海外(原書房)(2007)第2位

ハードゲート大学の講師ピーターは亡父の友人ハクストン博士から、横領の容疑で免職の危機にあると、助けを求められる。博士は、大学の理事会の審問の場で、私を処分するなら過去の事件の真相を暴露すると発言するが-----

「英国探偵小説の実力派が送る傑作」と紹介されている。原題は「Devil at Your Elbow」

邦訳『こわされた少年』から10年余りのブランクを経て、本書が発行されました。1966年刊のミステリーの初邦訳
 
闘うベストテン2007(ミステリチャンネル)海外ミステリ第3位
このミステリーがすごい!2008年版(2007年)ベスト20宝島社<海外>第5位
2007年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第10位

2007年9月28日創元推理文庫より発行

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