航路 (上)(下)/コニー・ウィリス/ ヴィレッジブックス[評価: ☆☆☆☆]
(2005-04-21)


宮部みゆきさん絶賛!訳者も「心揺さぶるこの感動的名作を、一人でも多く人に読んでほしい」「この小説はだれが読んでも絶対におもしろい」とものすごくほめています。

認知心理学者のジョアンナが主人公。

NDE(臨死体験)の原因と働きを科学的に解明するため、臨死体験者の聞き取り調査に奔走。一方、神経内科医のリチャードは、被験者の脳に臨死体験そっくりの幻覚を誘発する薬物を発見し、擬似NDEを人為的に引き起こしてNDE中の脳の状態を記録するプロジェクトを立ち上げ、彼女に協力を求めた。

ここから臨死体験サスペンス物語はゆっくりと展開していきます。

「あまりにも話の展開が遅いので、結局挫折しました。」という人がいるくらい、下巻の260ページぐらいまでは展開がありません。

せっかくの心揺さぶるヒューマン・サスペンスも最後まで読めないような構成をとったことが残念に思われます。あまり本筋といえない部分の登場人物の話や描写が多くて、ちょっといらいらします。特に前半部分は、何故こんな人物が必要だったか、わからない人物や描写が多すぎます。

すっきりしたらどんなに素敵なサスペンスになっていたか。
すっきりしたらどんなに素敵な人間へのメッセージになっていたか

コニー・ウイルスConnie Willisは、1945年アメリカ コロラド州デンヴァー生まれ。

1982年に短編「見張り」でヒューゴー賞を受賞。現代アメリカSFを代表する女性作家 ヒューゴー賞・ネビュラ賞の最多受賞記録を保持。邦訳に、短編集『わが愛しき娘たちよ』、『リンカーンの夢』、『ドゥームズデイ・ブック』、『リメイク』(以上、早川書房)など


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