自堕落な凶器(上)(下)/アリエル・S・ウィンター/新潮文庫(2014.8.1発行)[評価: ☆☆]
(2014-09-03)


三つの異なる事件が描き出す、ある夫婦の20年。全米絶賛の革新ミステリ」と紹介されています。

1931年フランスの田舎町、路上で発見された死体から明らかになる服役囚連続失踪事件。閉ざされた監獄内の謎を追う警部の物語(第一部「マルニヴォー監獄」)。

1941年、全盛期に向かう米映画界で起きた、若い女性が連続して切り裂かれる事件と業界の闇に名探偵が迫る(第二部「フォーリング・スター」)

1951年アメリカで、かつての人気を忘れられない落ちぶれた作家が、遺産相続をめぐり事件を起こしてしまう。追いつめられ、堕ちていく男が最後に選んだ行動とは......(第三部「墓場の刑事」)。

それぞれに古典の巨匠のスタイルを模した技巧的な作品。

その作品を知っている人たちは高い評価を、知らないと面白くなく下巻までいかないという方も出ており、評価がはっきり分かれてしまう作品。

このような技巧的なミステリは好きではありません。技巧的であっても面白ければ問題ないのですが。

2014年8月1日新潮文庫より発行 原題は「The Twenty-Year Death 」(2012)


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