カルニヴィア 3 密謀/ジョナサン・ホルト/ハヤカワポケット文庫(2015.9.10発行)[評価: ☆☆☆☆☆]
(2015-10-01)



水の都ヴェネツィアを舞台にしたミステリ三部作の第3作目。

1年の辛抱で読むことができました。まずは早川書房さんと翻訳者の方に感謝いたします。

ヴェネツィアの海岸で、奇妙な仮面をつけ喉を掻き切られ、舌を抜かれた男性の無残な遺体が発見された。秘密結社フリーメーソンが裏切り者を罰するときの処刑の方法だった。

イタリア憲兵隊の大尉カテリーナはサイト准将から命じられてこの殺人事件の捜査を始めるが---

一方、ダニエーレは、「カルニヴィア」の運営から手を引きサイトの権利もサーバーもユーザーが選んだ代表者に移譲するとことを発表した。

憲兵隊の大尉カテリーナ・ターポと米軍の情報将校ホリー・ボランド少尉と200万人以上のユーザーを持つ情報サイトカルニヴィアの創設者ダニエール・バルボの3人には、もう本当に会えないのでしょうか。

日本と同じく敗戦国であるイタリアには多くのアメリカ軍の基地があり、アメリカがイタリア政府にどのように介入しているのかとサイバーテロの問題が3部作を通じて語られています。

美味しそうな料理の作り方も描かれており、こんな面白いイタリアミステリはありません。

是非是非第1作から読んで、このミステリの虜になってください。

本当に本当に続きはないのでしょうか。

2015年9月10日ハヤカワポケット文庫より発行 原題は「THE TRAITOR」
第1作 『カルニヴィア 1 禁忌
第2作 『カルニヴィア 2 誘拐
第3作 『カルニヴィア 3 密謀』本書


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