本の裏書には「バーテンダーのボブがその子犬を拾ったのはクリスマスの二日後のことだった。仕事からの帰り道、たまたま通りかかった歩道の横のゴミ容器から、弱々しい泣き声が聞こえたのだ。子犬を抱き上げ、近くのアパートからナディアが姿を見せた時、孤独な負け犬だったボブの人生は変わった。---」とあります。
主人公は<カズン・マーヴの店>で20年近く働いているバーテンダーのボブ・サギノウスキ。
ノワールものなのに、何故か正義の味方のようにボブを応援したくなってしまう物語。
ベストテン入り間違いなしの物語。ぜひ手に取ってください。
2014年トム・ハーディー主演で映画化された。この映画は日本では未公開です。
2015年3月15日より発行 原題は「THE DROP」