シアトル市警殺人課に配属されて四週間の女性刑事アリス・マディスンを主人公とする警察小説のシリーズ第1作。
シアトルの高級住宅街で弁護士一家の惨殺事件がおきた。殺害されたのはジェイムズ・シンクレア、その妻、9歳と7歳の二人の子供たちの四人だった---
読み終わってしまったことが、もう書面が残されていないことが、もうしばらくマディスンに会えないなんて、残念でたまりません。
今までの女性刑事とは少し違った形で捜査に活躍するマディソン。
左手でも銃を撃つことができ、大学では心理学を専攻。
能力を期待されて配属され、パートナーのブラウンと上司のフィンにも恵まれ、出世など全く考えず、警察官の身分をなくすこともいとわずに捜査に邁進する彼女。
シリーズは第2作「The Dark」(2014)・第3作「Blood and Bone」(2015)まで発表されています。
早く次作が読みたい!!!
2015年5月25日集英社文庫より発行 原題は「THE GIFT OF DARKNESS」
<作家紹介>
イタリア生まれ。高校卒業後にロンドンに渡り、ロンドン大学で英語と演劇を学ぶ。映画の編集助手を経て2013年本書でデビュー。ロンドン在住。」