ガール・オン・ザ・トレイン(上)(下)/ポーラ・ホーキンズ/講談社文庫(2015.10.15発行)[評価: ☆☆☆☆☆]
(2015-11-05)




ドリームワークススタジオがマーク・プラット制作で映画化権を取得した注目の作品。

主人公はアルコール依存症のレイチェル・ワトソン。子供ができないことからアルコールに逃げ、夫とも離婚し、仕事をも失ったレイチェル。

彼女は通勤電車の窓から、一組の幸せそうな夫婦を見つけ、昔の自分の姿と重ね合わせていた。その夫婦の家は、かつての自宅に近接しており、元夫は当時の家で新しい妻子と暮らしているのだった---

「絶望と闇を抱える女性三人の独白で描く、サイコスリラーの傑作」と紹介されています。

彼女の心の弱さに読むほうもくじけそうになりますが、頑張って最後まで読んでください。

なかなか味のある優れたミステリです。

2015年10月15日講談社文庫より発行 原題は「THE GARL ON THE TRAIN」
<作家紹介>
1972年ジンバブエ共和国生まれ。

1989年ロンドンに移住。ロンドンで15年にわたってジャーナリズムに従事。本書で全米デビュー。


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