とりあえず一番有名かと思われる建築物、ブックハウス。
イタリアンと、本屋が中に入っている。
スロープ上の本屋にはヘイリの本が2冊。英語も併記。
この本が日本でも売っていれば事前にずいぶん行きたい場所を
絞れたと思う。
Heyri MICROPOLIS。ISBN 978-89-7086-747-2
なんとググっても世界中で発見されない。すごい本だ。
日本の本も結構ある。
村上龍の半島を出よとかそのままの体裁で
発売されている。日本で流行っている作家の本はかなり多い。
軽くまわって
イタリアンで昼ご飯を食べる。
ヘイリ芸術村に向かうバスが高速を走っている時に、
北朝鮮との国境が高速道路の側道、という場面がある。
螺旋状の鉄条網がフェンスの上にしつらえられ、
数百メートル毎に高さ3mくらいの無人の監視小屋が建てられている。
監視小屋のある部分で鉄条網は猛烈に小屋の根本に張り巡らされ、
小屋にも北側から上れないようになっている。
U2の歌うNo Line on the Horizonが世界中のラジオで流れているこの
タイミングで、遠くに見える少し小高い山にもこのフェンス+鉄条網が
地形を無視するように見える範囲全て建てられているのを見ると、
僕はまず北から、この幅1km以上くらいある川を泳ぎ切って
到着したところを想像してしまう。
フェンスは2重になっていて、とても生身の人間が乗り越えられそうにない。
ブブカみたいに棒高跳びで超えるか、
はしごを持ってきて超えるくらいか。3mくらいはある。
川岸からフェンスまで隠れられそうな場所はないし、
フェンスがとぎれているのは向こうの橋がかかっている川くらいだ。
でもたぶん、と思う。
川に潜ったとしてもその川には鉄格子がはまっていて
泳いで抜けることは出来ないんだろう。
ヘイリ芸術村の建物。
一番有名なbookhouseにしか中には入らなかった。
その中で売られていた建物を特集した本を買ったのだが、
事前にこの本があればまわるところを決められたなあと思う。
実際、往復2,3時間くらいを見積もっていたのに5時間以上かかったので
滞在時間が1時間くらいしかなかった。