米カード情報大量流出事件により国内カード各社、被害防止策を強化

米国でクレジットカードの顧客情報が大量に流出した問題で、
国内カード各社は被害防止対策の検討に乗り出した。
</p>
  さらに詳しい情報
関連ニュース

米国でクレジットカードの顧客情報が大量に流出した問題で、
ビザ系で個人情報が漏洩(ろうえい)した恐れがある日本のカード会員数は4万6000人に達した。
マスターカード系は2万1000人で、合計6万7000人にのぼる。

国内カード各社は、不正使用検知システムの強化やカードのIC化促進など被害防止対策の検討に乗り出した。また、不正利用による被害や新カードへの切り替え費用などの損害について、流出元の米情報処理会社に賠償請求できるかが課題に浮上している。ただ、「請求は困難」との見方が多く、各社は重い負担を強いられることになりそうだ。

UFJカードの不正利用額がビザ系で562万円(43件)
マスターカード系と合わせて、同社の被害額は1082万円。(現在判明しているうちで最大規模)
ライフはマスターカード系で61万円(14件)。
ディーシーカードは合計で260万円。
ジェーシービーは200万円の被害があった。

カード会社からの請求書を封を切らずに放っておくと、気づいたときには遅いかもしれない。
必ず控えのレシートをとってチェックし、不審を感じたらすぐカード会社に問い合わせよう。