森美術館の東京-ベルリン/ベルリン-東京展の間に
突然展示されていた韓国人チェ・ウラムの作品展。
架空の金属生物が怪しく動いていて衝撃的。
とても簡単に説明すれば都市型のスカイフィッシュ。
学術名とその生態の説明、電磁波を吸収して生活するetc
という設定と剥製にしたような展示方法、そしてクランクできれいに動く
金属の羽とで訪れた人も結構見入っている。
強烈なライトを持つ直径2mくらいのやつを直視していたら
鳥肌が。ついでに目がおかしくなった。
5月までやってるので暇な人は是非。
それにしても、サムスン美術館はかなり色んなこういう新しいアーティストの
作品所蔵してるな。一般に公開してるんだろうか。行ってみたいと同時に驚異。
ふうむ、行けるみたいだ。予約が必要らしいけど。
宮島達男の展示をSCAI THE BATHHOUSEで見るのは2度目か3度目か。
今回のFRAGILE展では
counter fragileとcounter windowが。
まず入り口にあるcounter fragileはいつものカウントダウンする
8セグLEDが、直方体になっている水槽(写真上)の中に
ガリレオ温度計の様にガラスの球にくるまれて複数浮いている。
時折下の方から泡が出てガラス球が揺れて
いかにもfragileなカウントをダウンする。クール。
中にはそれぞれのアノードとカソードがつながれ
複数分岐するcounter fragileが。
一種有機的な雰囲気。
そして谷中の通りに面した窓ガラスに、
衝撃的なcounter fragileが展示されていた。
窓ガラスは全体が磨りガラスになっており、
最初見たときは5 と表示されていた。
30cmx50cmくらいの大きさの8セグの数字だ。
5の数字の部分だけ透明なガラスになっていて、
そこから通りが少し見える。
車が頻繁に行き来しており車に反射する光が時折。
次に見たときに、1になっていた。
なんと窓ガラスの数字が、変化しているのだ。
信じられない。電気的に磨りガラス→透過性のガラス
を制御してカウントダウンしているのである。
次の瞬間カウンタは0、すなわち宮島達男の作品においては
LEDのオフ状態になった。
この瞬間、通りは見えなくなり、車から反射する光が
磨りガラスに映るだけになったのだ。
衝撃的だった。MEGADETHで体験した
シャットダウンに近いものを感じ、
ああそうか、宮島達男はやっぱりkeep changingなんだ、、、
やばいな と感じる。
この人の作品は常にテクノロジー的な挑戦とも相通じる。
今度は日が落ちてから行ってみよう。その魅力も全然違うはずだ。
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