根津美術館、行ったこと無かった
blue noteの近くにあることと、外国人観光客に人気っていうことだけは
知っていてどんなところか全く知らなかったんだけど行ってみたら
想像を遙かに超える広さだった。何となく小さな建物だけでを
想像して行ったら、モダンで鋭利な建築物と竹。
建物の中は展示をしているんだけど、
それよりも特徴的なのはとにかく着物を着ている人が多い。
何かと思ったら、広いお庭がありお庭の中に茶室が点在していて
そこでお茶のお教室らしきものを開催していていて、
そこに参加する方達がたくさん園内を歩いているのだ。
お庭は起伏のある土地で、
緑の鬱蒼とした木々で所々に対になる石像が置かれていて、
池もある。池には茶室みたいな船が浮かんでいて
紅葉も綺麗だった。
それよりもドングリが無限に落ちていて、子供達はずっとそれを拾っていた。
こんな所あるんだなあと思う。
イメージとしては椿山荘とか(もちろんあんなに広くはない)
あと、御殿山の上の方のマリオットホテルの庭に似ている。
MOTの展示3つ一気に見てきた。
ワンダフル ワールド、ミッション[宇宙×芸術]、
開館20周年記念 MOTコレクション特別企画 クロニクル1995-
どれもそこそこ面白かったし子供が楽しんでいたのだが、
久しぶりに常設展を見てきてそれが一番良かった。
宮島達男の作品も見られたし、田中功起も高木正勝のビデオもあったし。
なんか有名な人達の作品ばかりだった。
しかしその中で一番驚いたのは3歳児のサラが
非常にシュールなビデオ・インスタレーションの虜になり、
5分くらいの作品なのだが1回じっくり見て
フロアを全て見終わってから再度見る、と言って見に行き、
さらにその後ミッション[宇宙×芸術]を全て見終わってから
もう一度見る、と言ってわざわざ自分で階段で3階まで上がり、
見に行って座り込んで2回見る、という
ものすごく強い興味を示したという点に尽きる。
作品は、完全に眠りこけているアーティストの目の前に
テーブルがあり、その上に雑多に物が置かれているのだが
A5くらいのキャンバスに絵の具がたっぷりと盛られている。
そのキャンバスの脇に手袋人形のプーさんと、靴下がいて、
それはアーティスト自身の手な訳だが、
絵筆を持っている。
ぎこちない動きで絵の具を絵筆に塗り、
その後アーティストの顔に塗りたくっていく
というシュール極まりない作品で、
合計結局5回くらい見たので
途中、ほんの1秒ほどアーティストが目を開けて一瞬2人の動作が止まるシーン
まで発見してしまう始末である。
いや確かに面白い作品だった。
何て言ってたかな、、これと言って何かコメントしていたわけではないか。
札幌市中心部から車で1時間半くらいだったかと思う、
美唄(びばい)のARTE PIAZZA BIBAIにも行った。
安田侃(かん)という人の彫刻が置かれている公園で、
モエレ沼公園と一緒で入場料とかが存在しない。
この人の作品は実はそこここで見ていて、
例えば都内ではミッドタウンにもあるし、
家から徒歩1分の場所にも置いてあって子供が登って遊んでいたし
直島でも座った。
ということを全く知らずに行ってみたらあら、こんなの見たことある
となった。
実際に座ったり触ったり出来るのが良い。
モエレ沼公園に比べると小さいとは言え、
このアルテピアッツァ美唄もきちんと全部見て回ろうとすると
3時間くらいは簡単にかかる。そして水遊び場があるので
(まだ雪が残っていて、水はものすごく冷たかったが)子供が
遊び出すとさらにもっと時間がかかることになる。
公園なのでピクニック的な事も出来る。
古い学校の体育館を展示スペースとして使用している
体育館の屋根とかも、このアーティストとは関係ないんだろうけど
不思議と幾何学的な模様が綺麗な構造になっていて良かった。
学校は1階が幼稚園として、
2階が展示スペースとして使われている。
最初の起伏を登るとなんかもう、全てがパースペクティブ、みたいな
光景が広がっている。ピラミッド見に行ったことないけど、
たぶん形がきちんとしていた頃のピラミッドとか
そういう印象なのかも知れない
ピシっとした山が奇妙で、規模の大きさをまず考えて不思議な
感覚になってくる。
そう言えば去年703夫婦とgamiさんと行った瀬戸内国際芸術祭は
ブログ書いてないんだった。非常に良かったのだが、
その旅行中にイサムノグチ庭園美術館にも行った。
しかしモエレ沼公園は
スケール・おもしろさ・不思議感どれを取っても
庭園美術館を上回る印象だった。すごい。
後でアルテピアッツァ美唄に行ってさらに思ったのだが、
等間隔で植えられている松も非常に綺麗で、
その間を散歩できるのも良かった。