そういえば先週青山のspiralでみてきたプロダクトデザイン的展示、
LeadingEdgeDesign展。SUICAの自動改札部分のユーザインタフェースとか、
そういうの。記事がitmediaにあるので詳しくは見てもらうとして
個人的に気になったのはレーザーポインタで、投影されたスクリーンなり
壁に描画するとそれがPCの画面に反映されるやつ。
おもしろい。
今日は久しぶりに日付が変わる前に帰れた。
偶然乗った山手線。ピクチャートレイン美術館という企画をやっていた。
ふと頭を上げると印象的な絵が飛び込んできた。
読売新聞が、障害者週間にあわせて障害のある児童・生徒たちが
描いた作品1400点を展示する、というもので、
車両内の全ての広告が絵画に置き換わっている。
たぶん描いた本物を貼り付けている。
もし電車がすいていれば、鑑賞しに回ったんだけど
いかんせん満員電車では自分の周りにある絵を見るのが
精一杯だ。
それにしても、みんなうまいなあ。おもしろいなあ。
旧第一銀行で開かれていたのはホスピタリティーをテーマにした展示。
いやあ、おもてなしの心です。すごくもてなされました。
こんな感じ。
まずはホールに入ると、非常に暖かい。
冷たい冬の小雨が降る中、肌寒い倉庫で行われていた
ハマトリと比べると全然環境が違う。
ホールにはいくつかのテーブルとすわり心地のよさそうなソファが
置かれており、映画館並みの大画面でビデオインスタレーション
Off Nibroll 『public=un+public』が上映されている。
天井が非常に高く、ギリシャ建築風の柱に光が反射してすごくかっこいい。
また、正面だけでなく左右の壁面(窓の巨大なカーテン)にもそれぞれ
スクリーンが投影を行っており、ホール自体がかなりクールな空間になっている。
オムトンというグループ?のへたうまな音楽が流れていて、気に入ったのでCD
を500円で購入。
2階に上がると、ちょっとテクノロジー系?な癒し作品。
まずなんか犬っぽい毛皮を着たテレビが寝ている。
画面が人なのできもちわるい。
部屋に入ると毛皮の玉みたいなものがあって、たまに呼吸している。
かわいらしい。あとは音に向かってくるあかりとか、仕事して寝ていると
机の上のものを勝手に全部落としちゃう机とか。
次の場所では部屋を埋めつくす巨大なスポンジオブジェ。
「靴を脱いでお入りください」とのこと。
で、冒頭の写真は噴水を模した空間。
中央にテレビがあって、マーライオンみたいなやつから
ちょろちょろ水が流れている映像。
で、噴水を構成する円筒形の部分は全部白い絨毯。
ふかふかです。でね、噴水の中に入ると、本棚がうちがわにあるわけ。
これは何時間でもいられるね。
会場の1つ、BankART Studio NYK行ってない!
と気づいたのは帰ってから。まいっか。
あまりにまったりしていると夜も遅くなってきたので
本日の第二イベント・ヨシナガ邸におじゃますることに。
綺麗なマンション?でした。できたての。
そして素敵な家具たち!
高さを合わせるのに苦労したというテーブルとソファを
どうやって買ったかという話を奥様に聞いて頭にメモ。
ヨシナガ君はかなり調べて納得してから買いそうなタイプだけども、
家具は意外とお店/物の入れ替わりが頻繁みたいだ。
なるほど。家具なんて買ったこと、よく考えてみれば無い。
こういうのは経験者に聞くのが一番だなあ。とは言っても運もありそうだね。
同期でプレゼントしたエアボードもちょこんと置かれていた。
それにしても綺麗。いいなー新しい部屋か徹底的な
レイアウト変更かはたまた大掃除かなにか知らないがそういう
ものが欲しいなあと思った。
うーん、がんばろう。
続きを読む横浜トリエンナーレ・通称ハマトリにヨシナガくんと行ってきた。
事前にデザイナーの703からオススメを聞いてみると
天使探知機、とのこと。
会場のそこここにあるオペラグラスを覗くと
存在が危うげな土星のようなものが浮いていて、
え?なんで?と小さな子とかおじさんとかが現実の風景と
オペラグラスの風景とを見比べている。
これがまた、何個も何個もあって、
いくつか見ていくうちに、その惑星から手が出ている。
そして、・・・まあ是非見てみてよ。
すげえ!と思ったのは Shaun Gladwell のストリート系
エクストリーム・ムービー。スローで再生される東横線の車両を
ダンサーが、おもむろに手すりなんかを使って回転し放題。
ブレイクダンス。すごかっこいい。時間がかかりそうで途中で
見終えてしまったのが残念。
Yuken Teruyaの紙袋を使った木。これは凡人には作れなさそうだ。
警告の森、か。なるほど。
ちなみにたぶんIngo Güntherの作品を見そびれた。残念。まいいか。
ほかにも奈良美智の展示とか、ソイ・プロジェクトとか、色々良い。
中国韓国のアーティストも多い。
作品のいくつかで、実際に会場を使って創られたものがあって、
即興か、すげえ、と思う。
いやはや。
かなり面白い作品あり。時間がある人は是非。
TokyoArtBeatで割引もあります。
まず入り口に藤幡正樹《脱着するリアリティ》"Removable Reality"
赤外線の指向性と透過性を利用したインタラクティブビジュアルサウンドアート。(命名)
プロジェクタで投影された画面に、4x6くらいの点と平面が表示され、
体験者は現実に存在するフロアに貼られた点の上をワイヤレスヘッドフォンを
して歩き回る。
画面上の点を四角い図形が通過したりすると、それに呼応した
フロアの点にいると音が発生する。結構面白い。
一番良いのは佐藤慶次郎の作品。
最近見た中では群を抜いている。
磁力と振動によって棒に円筒形の何かが移動するという作品がいくつもあり、
かなり動きがそれぞれかなりユニーク。これらが74年の作品ということで驚く。
こればかりは実際見ないとわからない。全て岐阜県美術館蔵 ということなので
今度行ってみたい。ほかの作品もありそうだ。
次は三上晴子+市川創太《gravicells[グラヴィセルズ]─重力と抵抗》
"gravicells - gravity and resistance" かなり大掛かりな作品。プロジェクタでフロア投影された無数のラインが、
埋め込まれた質量検出装置によって波を発生させるものをメインとし、
高さ2mくらいの周囲を囲むLEDのバー、さらに状況を3Dで様々な角度から
表示するCGが大きく壁に投影されている。
フロアをあるくと波が発生する。
以前見た時間層とかほかにも2つくらいかなり良いものあり。
ここまでのヒットは久々。暇なら是非。
銀座のpolamuseumannexで見てきた。
この展示、前にもらったチラシがかっこよかったのと
feat.浜松フォトにクス、日亜化学ということと、
光系アートの第一人者ということで結構期待してたんだけど、
内容はまあまあ。
地中からの放射線を感知すると薄暗く光るLED(アルミの笠つき)
が暗室の4方向に50cm間隔くらいで設置されている。
時々ぼやっと光る。
感覚としては高校物理の授業でガイガーカウンターを持って
教室の放射濃度を測定した時みたいな感じ。
ただ、LEDの設定輝度があまりに弱いのでそこまで綺麗でもなく。
放射線の感知は当然ランダムなんだけど、似たような
構造の光アートはいくらでも作ることができちゃうなあ
ということで、まあまあ。