置かれている椅子だけ妙に雰囲気が違う。
なにか言ってたが忘れた。思い出の品とかなんとか。
照明はartekで製品化されている。
テーブルに置かれたガラスはイッタラで製品化。壁に曲げ木?の様子が。
この、木を薄い複数層にすることで曲面が作成でき、家具の可能性が
非常に広がったとかいう話をしていた。
テーブルの隣には収納が工夫された棚などがある。
正面にはアルヴァー・アアルトの妻であるアイノ・アアルトがデザインした
有名なタンブラーが。イッタラで売られているが、
それよりもずいぶん小さく、また色も見たことがない。
アアルトが実際に図面を引いていたという部屋。
中2階では弟子にアドバイスなどをしていたという。
ソファなどの家具も自分で設計し作成した物だという。
アアルトが描いたという絵。
完全に趣味で、ただリラックスするためだけに描いていたとのこと。
売られたことなどは無かったという。
アアルト自邸のリビング。
iittala(イッタラ)の製品として有名なフラワーベースが置かれているが、
それよりも後にartekの家具として量産されたタイヤのあるテーブル、
照明、そしてゼブラ柄のオットマンが目立つ。
照明は日本では見かけたことがない。
フィンランド国内のartekフラッグシップ店で見かける。
窓際にはサボテンの植木鉢が大きな陶器製の槽のなかに敷き詰められた白い
小石で固定されている。槽はヒーターの上に置かれている。
これはいいなぁと思う。
アイノ・アアルトが好んで弾いたというピアノの脇に、
鉄製の複数の層になっているテーブル。
これは唯一値段が高すぎて量産ができなかったという。
ピアノの上に乗っている照明は誰かにお土産でもらったアジアンテイストなものだ、
と財団員が説明してくれた。
建築家Alvar Aaltoアルヴァ・アールトの家、外観編。
ここは観光地としては少し変わっている。
中央駅付近からトラム4番でMunkkiniemi駅で降りて、ごく普通の住宅街を歩いていくと
20番地にひっそりとたたずんでいるアアルト自邸。
Munkkiniemi駅付近。中央駅付近と違い緑豊か。全くそういう印象は無いが
実は海も近い。
1時間おきにツアーが開催される。
アアルト財団の財団員が丁寧に英語とフィンランド語で解説するツアーはおおよそ
40分ほど。時間になるまでごく普通の住宅街をうろうろしていなければならない。
しかしアアルト自邸の庭には入れた。入って良いのかよくわからないが。
お金があるんだけどどういう風にしたらいいのかわからなくて
ごてごてした、という家を見たことがあると思うが
この家はそういう意味でお金があるけど別に
使う必要がないところには使わないという感が良く出ていると思う。
ホテルhelkaの近くで適当に入ってみたら雰囲気も
味も良かったクラブ系レストランNolla
ミラーボールが店内奧に吊されていて、テーブルをちょっとどかすと
ダンスフロア、って感じ。
照明はルイポールセン。それに風船。そしてTシャツはロイクソップ、通称ロイクソ。
すごいセンス。
一見シンプルなのだが、いくつかの形状がありそれらが
不思議と美しさを形成している。
フィンランド語ではFinlandia-talo、ヘルシンキ中央駅から
歩くとちょっと遠い、トラムだとすぐのところにあるAlvar Aaltoの建てた
フィンランディアホール。
建物の左側は直線で造られているのに
木に隠れたあたりの右側は
変なでこぼこした面がたくさんある不思議な感じ。
少し上から見ると斜めの屋根が見える。
Finlandia Hall - Finlandia-talo
Steven Hollが世界的に有名になったきっかけともなった
ヘルシンキ中央駅からすぐの現代美術館、キアズマ。
交叉という意味らしい。
展示もそれなりに面白かったのだが建物がとても綺麗。
白い壁に太陽光をたくさん取り入れてさらに空間を明るくしている。
交叉と言われればほう、と思う。
後に見たアアルトのフィンランディアホールに似ているといえば
似ているラインがある。
金曜日の夕方からは入館料が無料になるため、その時間帯に行ったところ
人でごった返していた。
ヘルシンキ中央駅の駅近という立地条件がこの国のアートに対する
考え方を示している感じがする。