Steven Hollが世界的に有名になったきっかけともなった
ヘルシンキ中央駅からすぐの現代美術館、キアズマ。
交叉という意味らしい。
展示もそれなりに面白かったのだが建物がとても綺麗。
白い壁に太陽光をたくさん取り入れてさらに空間を明るくしている。
交叉と言われればほう、と思う。
後に見たアアルトのフィンランディアホールに似ているといえば
似ているラインがある。
金曜日の夕方からは入館料が無料になるため、その時間帯に行ったところ
人でごった返していた。
ヘルシンキ中央駅の駅近という立地条件がこの国のアートに対する
考え方を示している感じがする。
ホテルhelkaから歩いて5分くらいだったテンペリアウキオ教会。
大岩をくりぬいた中に造られていることが特徴。
中にはいると教会だけに非常に静か。そしてそれとなく涼しい。
大きな岩がそこここにあるヘルシンキならではと言えるこの教会。
岩をくりぬくという作業がどれだけ大変だったのだろうかと思いつつも、
第二次世界大戦後に造られているので重機もあったのかと拍子抜け。
天蓋は銅で出来ているような感じ。
コンクリート製の柱がその天蓋を支えている。
2日目の夕飯はホテルhelkaから歩いてすぐのAteljé Finneというレストラン。
名前がアトリエというだけあり、彫刻家のグンナー・フィンネ氏が
創作活動の拠点として使用していた場所だという。
そういった予備知識は全く無い状態で、ホテルの部屋で、
ネットで良さそうなレストランを探していたところ発見。
http://www.ateljefinne.fi/
サイトは非常にシンプル。
メニューもシンプルで、A4を折り曲げて左側には
24 / 33 / 39e
とだけ書いてある。
右側には
前菜4種類
主菜4種類
デザート4種類
くらいが書いてあるだけ。
左側の数字が何を意味するのか、
もしかすると前菜だけとかデザートなしとか
3分の1,2,3の値段なんじゃないかと予想。
店内では狭く、北欧らしいシンプルさの中に
彫刻が置かれており独特。
iittalaのOMAのタンブラーが無数に
透明とブルーベリーブルーとが順番に積み上げられている。
ヘルシンキのデザインディストリクトを自転車でまわっていたら
目的の店は見つからずに代わりに隣?にあったギャラリー。AMA。
Hossein Valamanesh(ホセイン・ヴァラマネシュ)というイラクの
アーティストの作品を展示していた。
一見すると単なる文字のようだが、
近づいてみてみると茨のようなトゲがある植物の枝?で
文字が作られている。
特にLOVEとかにトゲがあるのに気づいた瞬間、
ぞわっとする。
奥の方には赤とオレンジの中間くらいの色合いの液体が
水の中に沈んでいるコップが展示されており、
オーナーがいた。
液体の中でも重たい液体だから分離しているのよ
といった説明を受ける。