アアルト自邸のリビング。
iittala(イッタラ)の製品として有名なフラワーベースが置かれているが、
それよりも後にartekの家具として量産されたタイヤのあるテーブル、
照明、そしてゼブラ柄のオットマンが目立つ。
照明は日本では見かけたことがない。
フィンランド国内のartekフラッグシップ店で見かける。
窓際にはサボテンの植木鉢が大きな陶器製の槽のなかに敷き詰められた白い
小石で固定されている。槽はヒーターの上に置かれている。
これはいいなぁと思う。
アイノ・アアルトが好んで弾いたというピアノの脇に、
鉄製の複数の層になっているテーブル。
これは唯一値段が高すぎて量産ができなかったという。
ピアノの上に乗っている照明は誰かにお土産でもらったアジアンテイストなものだ、
と財団員が説明してくれた。
建築家Alvar Aaltoアルヴァ・アールトの家、外観編。
ここは観光地としては少し変わっている。
中央駅付近からトラム4番でMunkkiniemi駅で降りて、ごく普通の住宅街を歩いていくと
20番地にひっそりとたたずんでいるアアルト自邸。
Munkkiniemi駅付近。中央駅付近と違い緑豊か。全くそういう印象は無いが
実は海も近い。
1時間おきにツアーが開催される。
アアルト財団の財団員が丁寧に英語とフィンランド語で解説するツアーはおおよそ
40分ほど。時間になるまでごく普通の住宅街をうろうろしていなければならない。
しかしアアルト自邸の庭には入れた。入って良いのかよくわからないが。
お金があるんだけどどういう風にしたらいいのかわからなくて
ごてごてした、という家を見たことがあると思うが
この家はそういう意味でお金があるけど別に
使う必要がないところには使わないという感が良く出ていると思う。