どこで満足するか?というのが問題なんだと思った。
金曜日に部品メーカーの方々と飲んだのだが、
その席で設計者出身で今はマネージメントに当たっている方が、
我々は前回の設計の成功体験の上に
胡座をかいてしまっていたんですね、と話す。
競争メーカーが安く、さらに性能の良い部品を出してきたため
このメーカーの部品は採用の危機にさらされていた。
結局採用されたのだが、その部品は前回の形状とは全く
異なる物で、また僕自身は考えもつかなかった形状に変わっていた。
様々なアイディアがメーカー内であったり、僕らの設計チームであったり、
または両者の打ち合わせの場で出てきて出来た、と認識している。
前述の、胡座をかいてしまった、というのを聞いて自分にも十分
当てはまる部分があると思った。例えば
"Led by Form" The Copper Smithy 1の続き。
断然かっこいい方をフィーチャー。
まずはこれ。
窓のブラインド。
下ろしてみるとビルの窓のような穴が開いていて超オシャレ感。
4パターンほど展示されていたが全て売れていた。
次はこれ。
無駄に花瓶が羅列されていて超オシャレ感。
えーと1,2,3,4,...8かける1,2,3,4,...10で合計80。
80個売られていたような?
そしてこれ。
2段ベッドなんだけどそれぞれが独立した家になっている
まさに2世帯住宅のような2段ベッド。かわいらしさの中にも
独立しなさいよ、ということか。
棒ライト。LEDだったと思う。
こんな形と光は見たこと無いな。
その様子はまるで流星のよう。
さて、この旅行のメインイベントである
Camilla Mobergのアトリエ兼ショップ。自転車で向かう。
写真は新作のガラス。近くのThe Copper Smithyで展示・販売されていた。
ものすごいきれいさだったが、さすがに500ユーロくらいは出せない。
物によって結構値段が違う。
でも日本で買うと3倍はするだろうなあこういう物って。
フィンランド政府観光局の雑誌をどこかの
Naddifで見つけ、一目惚れしてから
約2年、実はイッタラのアラビア工場のとなりにあった
セレクトショップで初めて見かけた。想像を超えて大きい。
OASISというシリーズの器。
お店に入ると、
照明器具、お皿、花瓶、コップなどが並ぶ。
あれもこれも欲しくなってしまうが
手作りなので同じような器でも全く色味や厚み、ムラが違うので
1時間くらいは色々見た。
アトリエ兼ショップのSirius gallery shopの失敗品コーナー。
写真を拡大するとわかるが、確かにゆがみが大きかったり、
色が薄いものなどがある。この中のOASISが一番気に入り、一つ買った。
フィスカルスで泊まったホテルはFiskars Wärdshus 1836(フィスカルス・ヴァルツフス)という。
このホテル、家具がフィスカルスの職人の手による木を使ったもので
揃えられている。ソファ、ベッド、机、椅子、クローゼット、
そして洗面台や小さな棚など全て木。すごい。木のぬくもりティ、というやつである。
白い建物が緑と青空に映える。
前日に自転車ある?というメールをヘルシンキのホテルからメールしていたのだが、
返事を直接聞く。2台確保してもらっていた。
(1台パンクしてたけど。)
村の見所は多いわけではなく、また村の規模も非常に小さいが
歩いて1日でまわるのはほぼ不可能。
自転車があったのでほぼ全てまわれた。
ホテルはとてもおいしい料理を出すレストランがある。
夕飯にサーモンのマリネ、牛肉のカルパッチョとルッコラとチーズ、
サーロインステーキなどを食べた。
特に肉のカルパッチョが美味しかったな。かなり。
ここもほとんど村の職人の家具で揃えられている。
残念ながら工場見学は出来ないが、建物の外観とアウトレット、
インテリアショップ、それと歴史博物館的なものが見られるARABIA factory shop。
中にはいると