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06tanzania: Arusha to Ngorongoro title 06tanzania: Mt.Meru climbing 3rdday 02 title 06tanzania: Mt.Meru climbing 4thdday 01 タンザニア メルー登山 4日目title 06Thailand: Bangkok arrival タイ バンコクtitle 06tanzania: Ngorongoro crater 8th Wonder 02 Ngorongoro, ンゴロンゴロtitle 06tanzania: Ngorongoro crater 8th Wonder 03 Ngorongorotitle

title 06tanzania: Ngorongoro crater 8th Wonder 03 (2006年9月14日)

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NGOTOKITOKI PICNIK SITE.

クレーターの中は写真でも分かるようにほぼ平らだ。
長い年月をかけて周囲の山が削られ堆積したのか、
あるいは大昔湖の底だったのか、不思議なくらい平坦な環境。
これも不思議なのだが、高い木は存在せず、視界はクレーターの縁まで届く。
雨季と乾季、堆積した土壌の性質、草食動物、そういったものがジャングルに
なるのを防いでいるのかもしれない。

このクレーターにとりわけ来たかったのはわけがあって、
その閉鎖された空間が村上春樹の世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド
を彷彿させたからだ。

もしかすると一角獣の頭骨が落ちているかも知れないし、
クレーターの中心には湖があってそこが唯一の下界への
通路かも知れなかった。

実際にはクレーターの中の湖はどこかへ吸い込まれ、
クレーター外の麓からわき出ているのだろう。
クレーター付近はやたらと緑が豊富でプランテーションの場所にもなっていた。

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集合。

朝7時頃クレーターに向けて出発し、中に入ったのが9時か10時頃だろうか。
砂埃を巻き上げて3時間ほど走り回り、昼ご飯を食べた。休憩は湖の横で。

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シマウマに近づく

ダチョウも見かけたが、実際に見るとあれだけ大きな鳥が
いるのはちょっと現実的でない気すらする。

クレーター内部は比較的天敵が少ないのか、
シマウマや水牛の群れは非常に数が多い。
恐らく彼らにとって一番の天敵は人間で、
自然保護地区を出た外の世界で普通に見かける動物は
マサイ族が所有する牛と、その牛たちを追う犬だけだ。

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水を求めて。

ライオンと子ライオンが何かを食べている様子を遠くから1度だけ発見した。
それにしても、草を食べるだけで生きていける動物がこれだけいるのが
とても不思議。

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クレーターから出る

2,3時間クレーター内を走って様々な動物を見た後、
明日のMeru登山に備えてArushaへ帰る。

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さよならクレーター

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2006年9月14日 15:00 | Cat: Tanzania , travell

title 06tanzania: Ngorongoro crater 8th Wonder 02 (2006年9月13日)

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シマウマ

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ガゼル

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バッファロー?

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ハイエナを見張るライオン

crossing
移動する水牛達

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乾期のため干上がった湖とそこから立ち上る砂埃

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残り少ない水を求めて集まった大量のカバ

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獲物を狙う鷹?

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枯れた草原

bards across
渡り鳥が横切る

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2006年9月13日 16:45 | Cat: Tanzania , travell

title 06tanzania: Ngorongoro crater 8th Wonder 01 (2006年9月13日)

Ngorongoro crater、ンゴロンゴロクレーターは
ンゴロンゴロ自然保護区内にあり、世界遺産である。

ngorongoro_google_earth.jpg

当初山登りのみでここには行く予定ではなかったのだが、
どうしても行きたかったためスケジュールを縦横無尽にこねくり回し
行けるプランに無理矢理変更した。
(難解なパズルをはめ込むようなスケジューリングに自分が天才かと思った事は秘密。)

クレーターと言っても隕石がぶつかって出来たクレーターではなく、
火山が爆発したりした結果、2000m~3700m程の山が取り囲む
盆地のような地形。

動物は基本的にクレーターの内部から外に出ることは出来ず、
(実際車が通る道でも相当傾斜が厳しい。人間が道を作ってからは
動物もその道を利用すれば外に出ることは可能そうではある。)
独自の生態系が築かれている。

とは言っても生息しているのは中央アフリカでみられるごく普通の
動物のようだ。

車で向かったのだが、曇り空で自然保護区内に入ってからは
霧が出て視界が相当悪い。

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霧の中に現われた観光客相手のマサイ族の村。

かなりブルーになって運転手に聞くと、これが結構当たり前の天気とのこと。
励ましているのか信用して良いのかよく分からない。

すると象が。
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まだクレーターに入っていない。普通に草をはんでいる。近い。

やがて車は稜線を超え、クレーターの内部が見える。
壮大。とにかく壮大。写真では全く表現できないタイプの
風景が広がっている。後にも先にもこんな景色は見たことがない。
グランドキャニオンとかで感じるものとはなぜか違う壮大さ。

DSC01830

動物たちが点のように見えている。
車がクレーターの内部へ進んで行くにつれて雲が晴れる。
DSC00170

朝早かったため霧が発生していたのと、クレーターを囲む山が雲を止めているようだ。
すぐにシマウマの群れに遭遇する。

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2006年9月13日 15:25 | Cat: Tanzania , travell

title 06tanzania: Arusha to Ngorongoro (2006年9月12日)

ところでタンザニアの位置は宇宙から見るとこんな感じだ。
画面中心がタンザニアで、国境付近がほぼ赤道に位置する。
登山するメルー山はそこから若干南。

tanzania_from_space.jpg

ウラサの事務所で835ドルを支払った後、
運転手がNgorongoroクレーター方面へと車を走らせる。
運転手は突然町中で止まった後、何も言わず車を降り、
事務所でもらった米ドルを両替所で両替。おそらくここが
一番レートが良いのだろう。こういう、人を騙しているのにも
関わらず抜けている、馬鹿にするような行為がかなり頭に来る。

ウラサは運転手を叔父の息子、と紹介するが実際に彼に
聞くと全然違う、と苦笑。まるで適当である。

当初の計画ではLake Manyara Hotel泊で、Lake Manyara周辺の
サファリの予定だったが飛行機の遅延のためという理由で
勝手にホテルを変更され、サファリも「スネークパーク」に変更。

しかしスネークパークに到着してみるとあからさまに
観光客向け的なMasai Museumの隣で行く気にもなれず
キャンセル。

そのままホテルまで、2,3時間だろうか。当日の経路をGoogle Earthから。

06tanzania_1stday.jpg

途中に見かけた緑に覆われた土地はコーヒー農園で、
plantationだという。この単語は植民地という意味と大農園という意味を
持っており、運転手の言葉に皮肉が込められていたのかは定かでない。
必要なこと以外はしゃべらない。およそ客商売が向いているとは思えない
非常に寡黙な男だった。

後日Lake Manyaraはナイトサファリも可能で、非常に広大な湖だと知る。
まあそれは良い。泊まったホテル/ブーゲンビリアロッジはアフリカにしては
特に問題がない。ウェイターが僕らの写真を撮った後に、赤目を発見し
非常識的なまでに笑った事以外は。

おそらく地理的な問題で(周囲には特に何もない)客が少ないのだろう。
斡旋されたのだと思われる。

DSC01817

長時間のフライトとへんてこな緊張感、そして怒りで疲れたため
大量の蚊取り線香を焚いた気分の悪い空間で泥のように眠る。
ンゴロンゴロクレーターへの出発のため、朝6時に起きなくてはならない。

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2006年9月12日 17:05 | Cat: Tanzania , travell

title 06tanzania: Arusha and African standard (2006年9月11日)

そう。僕はアフリカの現状を目の当たりにすることになる。

2時間ほど遅れて到着した便。空港を出るとまず誰もいない。
程なくして迎えに来たウラサ氏は小太りで妙に愛想が良い。

地平線まで続くひたすら直線の道はアフリカでは当たり前で、
そこには車線すらない。
DSC00805

枯れた草が広がる大地と、遠くに見えるキリマンジャロとメルーは
雲に覆われていてその頂上はうかがい知ることが出来ない。

時折道路に段差がもうけられ、否応なく車が減速すると
赤茶けた土地に赤茶けた色の煉瓦で作られた質素な家が建ち並び、
それらは特に広がりもなく点在し、何をしているのかよく分からない人々が
行き交うか、あるいは座り込んでいて、これがこの後どこでも見かける
アフリカの街、あるいは村の光景だという事がわかる。
DSC00761

走っている車は9割くらいが日本車で新車という概念は無さそうだ。
バンにはOX工業、トラックにはOX運送、果ては元々は救急車だった
車が走っている。日本からどういった経路でここに到着するのかはわからない。

車以外でブランド物が認知できるとすれば、コカコーラだろう。
この国では液晶テレビは売ることが出来ないと思う。
そもそもテレビ放送は電波が来ているのかもわからない。

PCを持っている人間はどれくらいいるのだろうか。
PCの無いところにmp3プレーヤーは存在し得ない。
この国ではmp3プレーヤーを持っていても何の意味もない。

家々はいくらでも砂が入り込みそうな構造だし、
電力もあまり期待できない。信号という概念は無いだろう。

ガソリンだけは先進国並みの値段になっている。人々の月収は2006年で
4000円程度のようである。
日本と比べて50倍程度の物価の差があると考えて良い中で、
車を所有している人間は相当に特殊だろう。また、他のテクノロジーに
比べて携帯電話が思った以上に普及していたのだが、これを持っている人間も
やはり特殊な環境にいると考えておかしくないだろう。

そんな中、中心都市Arushaで降り立った僕たちはまず150ドルの両替を試みた。
その結果、両替所のタンザニアシリングが無くなった。

当然である。20000シリング~40000シリングが月収である世界で、
1$=1300シリングx150。合計20万シリング。
下手をすれば年収に値する、半年は人を雇える額である。
日本で考えれば200万円くらいになる。非常識この上ない。
「1人30$両替すればちょうどいいと思うよ」と発言したツアーコンダクター、
ウラサ氏は完全に腹黒決定である。ぼったくる気が無ければこんな
アドバイスはしない。

両替所に現われた女性は驚きを隠せず、
全員の分を建て替えて両替していた僕は急遽100ドルだけで良い、
と両替所の女性に告げる。注意深く作業を見ていると
1000シリングの10枚束を9枚にしている。

両替所を取り囲むように物売りが僕らをマークする。
非常に危険な状態だ。何せ半年分の給料を持っている。
しかしその時点ではタンザニアの年収もさほど認識しておらず
あまり危険度を認知していない友人もいた。

しかし辺りは微妙な緊張。にもかかわらずウラサ氏は
僕らを置いてどこかに消える。
その瞬間物乞い達が取り囲む。
当たり前だ。ウラサは分かってそれをやっている。
ありえない。恐らく地元に顔を立てるためだろう。

待っているはずのトヨタ・ランドクルーザーは僕らの荷物と共に
消えており、みんなの緊張は極限になる。
何せなにも分からない街で誰も知らない状態で物売り達に囲まれ、
その上車が消えたのだ。

ほどなくしてウラサがランチボックスを持ち現われ、
車はガソリンを補給していることがわかる。
それにしても、ひどい。海外で緊張したのは久しぶりだ。
ウラサは完全に黒いぼったくりであることが僕の中では
この時点で確定になったのは言うまでもない。

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2006年9月11日 17:21 | Cat: Tanzania , travell

title 06tanzania: NRT-BKK-ADD-JRO (2006年9月10日)

出発前の5人
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フライトも長いので全員メガネ。

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NWのboeingの後ろに。
成田空港で虹を見かける。
成田からバンコクのフライトは主にNintendo DSと旅日記。

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Bankok到着。ロストバゲージ対策で、ここでいったん荷物を受け取るよう
手配したのだが成田空港の地上アテンダントが史上最強に態度が悪く、
いまいちどうすればよいのか分からず。
imigrationでどうすればよいか聞き、迷ったあげくものすごく小さな
エチオピア航空のカウンターを見つけて話してみるととても親切な対応。
baggage claimで職員が引き取って再度エチオピア航空に乗せてくれるとのこと。
とりあえずは一安心。

この後マイル加算のための半券が行ってしまうなど一悶着。


エチオピア航空に乗ると8割以上は黒人。
アディスアベバはアフリカのハブ空港で、ここを経由してアフリカの諸国に入ることが
多いようだ。
しかしあまりに寒くinox早速風邪を引きアディスアベバでダウン。

キリマンジャロ行きは事前の評判通りdelay。
寝たりして待つ。
そうこうするうちにキリマンジャロ国際空港に到着。
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2006年9月10日 13:07 | Cat: Tanzania , travell

title tokyo adrift 2006 10-end (2006年9月 9日)

2時間ほどそこにいただろうか。 灯台のつもりで、ハザードを点灯させながら。時折車から出て、海面を眺めながら。 雨が小降りになり止んだ後、風が猛烈に襲ってきた。 あらゆる雲はその風で遠くにかき消されたようだ。 朝日が羽田空港の左から昇り、恐ろしいほど >>>
2006年9月 9日 18:00 | Cat: story
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