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title 06Thailand: Bangkok siam square01 (2006年10月 1日)

ホテルから。日が沈んだところ。
from novotel

ホテルのロビーに隊長とプルックと集合する。
とりあえずアフリカではおみやげらしいおみやげも売っておらず、
これからsiam squareの3つのデパートで何か買えばいいかな、
という感じだ。ついでに夕飯も食べないとハラペコリ。

夕飯はタイスキ(タイのすき焼き)にしようかなあと思っていて
2人に話すがあまり乗り気でもなく、自分も特に乗り気じゃないので
まあtekiトゥに行くか、ということでデパートへと。

ホテルのロビーを出ると方向感覚がわからず、
入り口のボーイに聞くとそこの裏すぐだよ、とのこと。
外国に来ると思うのは、日本が綺麗だ、ということだ。
特に路地裏とか。

目の前に非常に新しいサイアムスクエアの3つのデパートが
見えているのだが、そこまでの道は結構汚い。ホテルも綺麗なのだが、
一歩出ると汚い。まあここは高架下で繁華街みたいなものだから
仕方ないか、とデパートへの歩道橋を渡る手前に
さっそくタイの屋台がある。かなりおいしそうな焼き鳥のようなものを
売っていた。素通り。

歩道橋の上にセブンイレブン、これはキオスクみたいな感覚だ。
日本に近い。その下にもセブンイレブン、
ホテルの近くにはファミリーマートがある。
まずはサイアムパラゴンという建物に入る。
ここがもしかすると一番新しい建物かも知れない。
非常に新しく、きれい。

日本で言うと原宿、渋谷的な位置づけらしい。

入るとその天井の高さと広さに、違和感を感じるほどスペースが贅沢に使われている。
とりあえずアジアン雑貨的な物を見ようと思い、デパートを
上から見るか、と3人でテクテク歩いていると、
一番上の階はシネコン、その下にはなんとランボルギーニと
フェラーリの店がある。ちょっと日本の感覚では考えがたいが、
とにかく、違和感を感じるほど広いのである。

自分の設計したソニーの液晶テレビも売られている。
ここらへんの感覚は新宿高島屋のベスト電器に近い。
あまり買っている人がおらず、店員がとても多い。

地元の人にはデートスポットとして使われているのか、
洋服を売る店も、それほど売れているような感じではない。

おみやげとしておやつとかがデパ地下みたいなところで売ってればいいなー
と思って地下に行くのだが、食べ物を食べるスペースはあるものの
買って帰るスペースはない。

とても綺麗なたくさんの屋台のようなブースが並ぶところで夕飯にする。
メニューが多すぎて正直何を食べればいいのかわからない。10分くらいうろうろしたかも知れない。
あらかじめカードにお金をチャージして、その範囲内で食べ物を頼む。

thai tea, fried noodle

結局頼んだのはかた焼きそば。かなり人気があって並んでいたので。
とりあえずトッピングとかも色々選べるのだが、よく分からなかったので前の人と同じ!で。
45バーツ。日本円にすると約3倍なので135円。安すぎる。

とりあえずそれだけだと寂しいのでタイティーというのを頼んでみる。
オレンジ色の飲み物。これが30バーツと結構焼きそばに比べて高い。

飲んでみると、なんだこれ?である。
なんだろ、わからん。もはや1ヶ月近く経っていて思い出せないのだが、
なにやら微妙に甘い。ココナッツオイルのような味も混ざる。飲んだことのない飲み物。

で焼きそば。これがもう驚くほどうまい。
アフリカで登山しながらうまい!ということはなかったがそこそこの食べ物を食べ
続け、機内食を食べた後のこの焼きそば。うますぎる。

ということで隊長はおかわり。
プルックはなんと3食分そこで食べてしまっていた。なにやら辛そうなお好み焼きとか
辛そうな麺だった。

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2006年10月 1日 13:55

title 06Thailand: Bangkok arrival (2006年9月28日)

先にタイについて書いておこう。
登山を終えてそのままの足で(紆余曲折を経て)タイに到着した一行。
エチオピア航空の遅れで確か現地時間15時、3,4時間
遅れての到着になった。

タイ担当のジャンキーはホテルを予約した+地球の歩き方を持ってきた
という事しか当然のごとくしておらず、飛行機の中で10分ほどその
地球の歩き方を読んだinoxがプランを決める。
よしオレ、おみやげ、meshi、マッサージの優先順位。
ジャンキーとMaruはマッサージ優先で、別行動ということに。
まあこれはタイに到着してから決定したのでテキトゥー甚だしい。

単なるトランジットのため、滞在時間は次の日の5時とかまで。
飛行機3時間前、ホテルまでの1時間を考えると10時間
あるかどうか微妙なところだ。

空港に到着するとまず、日本人が目立つ。
イミグレーションカウンターの長い列を並んでようやく自分の番だと思ったら、
アフリカから来た人はドクターチェックが必要とか言われて
並び直しである。全く。

荷物を受け取り、早速みんなが両替しているがinoxは両替せず。
貸しになっていた日本円にして600円、約200バーツをプルックからもらう。
600円もあれば十分だろ!という腹づもり。

結構みんな疲れているし荷物はポーターによって
アフリカンスメルがすごい、ということで早速タクシーを頼む。
普通に走っているタクシーじゃなくてハイヤー
と言っても乗る車はハイエースみたいなノリなのだが、
タイでは超VIP!!!ホテルまでいくらだっけ?確か500バーツくらいだったと思うが
記憶が定かでない。なにせ両替してないからさ。

タクシーの運転手はめちゃめちゃな英語でものすごく聞き取りづらいが
なんか高速代が言われた金額より高い(40が65バーツだったかな)
のでなんか値切ってみる。
値切っている金額は50円ぐらいの話なのだがなんか面白いので
値切り続けるがともかくダメらしい。

めんどくさいし高速で行ってもらう。

タイに来て驚くのはその車の数と、高いビル群である。
アフリカでの生活で慣れたせいか日本とさほど変わらないその環境に
軽いカルチャーショック。ソニーのBraviaなど、日系企業の広告もかなり目立つ。
そういえばこの前設計した部品はタイでマウントされるんだった、
部品製造自体もタイに移管したな、とか思う。

bankok highway view

高速道路の料金所で高速料金を払っているのを見たら、
40は4人で65は6人の金額だったようだ。運転手が正しいのであるw

泊まったホテルはNovotel siam Squareというところで、
この周辺が非常に混んでいた。渋滞でのんびりと高速道路の高架下を進む中、
屋台などが見える。オクトパストラベルでバンコクホテルで検索すると
出てくる。

Siam Squareにはかなり新しい3つの大きなデパートのようなものが建っている。

ホテルは本当にすぐそばで、割と時間のかかるチェックインをすませた後
とりあえずエレベーターホールに集合になる。

ホテルから。日の沈む前。
from novotel

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2006年9月28日 15:40

title 06tanzania: Mt.Meru climbing 4thdday 01 (2006年9月24日)

mtmerutrekk_height4.jpg
ちなみにこれが今回の登山の行程ログ。
ちょっと高度が間違っているが直すのがめんどいのでそのままでw

Momeraゲートからミリアカンバハットまで2つの行程が記録されているが、
登りが時間のかかる道、帰りが直線に近い方の道を通った。

さて、目覚めて朝食を食べるとその席で
案内人がさっそくチップのことをどうこう言ってくる。
タンザニアなど、日本からアフリカ諸国の旅行者は
当然少ないので地球の歩き方などはあまり参考にならない。
(買ってないからよく知らないが)
口コミ情報も偏りすぎているし、情報が正しいのか誤っているのか
わからないためだ。物価に関する情報なども非常に少なく、
結局のところほとんど何も分かっていないのと同じ状況だ。

隊長が持っていたLonely Planet(有名なガイドブック)によれば
チップの額はポーター1人5ドル、
地球の歩き方は25ドル、とかである。
ポーターだけで7人いるわけで、7倍したらどんだけ違うんだ、って話。

結局地球の歩き方はぼられた日本人が載せた額なんだろ、とかいう結論になって
1人5ドルとする。実はこのチップには結構前から悩ませられていて、
というのも案内人がMaruなどに「チップ用意できてるんだろうな」的な
プレッシャーを初日からかけていたような節があったためだ。

最後まで荷物を運んでもらう前にポーターにチップを渡し、
万が一モチベーションが下がった状態で運んでもらうのは
抵抗があったが案内人は「ポーターは下で解散しちゃうから
チップ渡せない可能性があるから渡しておけ」と言うのである。
まったくなんなんだ、という感じではあるが結局渡す。

1人5ドル。
ポーター達は特に何も言わないし、それでお開きになる。

ちなみにここまでの行程で、ンゴロンゴロクレーターも含め
キリンを見ていなかったinoxは、何度か案内人と仕事人に
キリン見たいんだよ~なんとかしてよ~と話していた。
運が良ければ見られるよ、という話だったが何せあいては野生の動物である。
そんな簡単に遭遇できないのはこちらだって分かっている。登山道だって
一度降り始めてしまえば違う道を選べるわけでもないのでそれはもう
本当に確率の問題だ。

3日目の高速下山でかなり膝に負担がかかっており歩くのが少し疲れるが、
それでも良いペースで降り始める。

tanzania_1384.jpg

ジャングルを抜けると所々草原のような場所を通過していく。

tanzania_1384.jpg

1時間ほど降りたところだろうか、開けた場所で先を歩いている案内人が
ジュラフ!!!という。キリンだ。キリソだ。

キリンは2時の方向にいて、距離は200m~300mほどだろうか。
肉眼では確認できるが3倍ズームしかないデジカメでは
撮影してもほとんど認識できないレベルの距離である。
キリンという動物は、他のどんな動物に比べても実際に見るとかなり
不思議な動物である。本当に現実的でない。

かなり遠くから見ていたのだが、2時の方向から12時の方向に歩き、
そのまま森の中に入ってしまった。ウワーソザンネソ。となったのだが、

その後歩き続けるとなんと目の前に現われた。
森を抜けて、草原を12時の方向から10時の方向に向かって歩いている。
これはもう衝撃である。細長い足がふらりふらりと揺れて、
わざとこちらにその姿を見せびらかしているように歩いている。

距離は50mから30mほどか。
視界の真ん中で数秒停止し、こちらを見る。何事も無かったかのように
歩き出し再びちらりとこちらを見た後、下の方の草原を確認して森に消えた。
神秘的光景。さすがタンザニアである。


動画はこちらをみた後に撮影した。

この後干上がって沼のようになった小さな池の脇を抜け、
下方に草原を見ながらどんどん下山する。視界はほとんど開けており
登りの登山道とはだいぶ異なる。

tanzania_1384.jpg

草原には何匹かのキリンが確認できる。遠くから2匹で遊んでいるキリンや
カップルのキリンが。

tanzania_1384.jpg

すこし勾配のきつい道を右手に降りると滝がある。
この滝壺の高さが先ほど見ていた草原と同じ高さにあり、
滝そのものの高さは28m、と言っていただろうか。
勾配のきつい坂道でほぼ一気にその高さを降りてきたことになる。

tanzania_1384.jpg

ここからは草原を歩く。キリンがかなり近くにいる。
途中でキリンの首の骨を拾う。

tanzania_1384.jpg

10分か20分ほどキリンを見て、
歩いて10分もたたずにMomeraゲート到着。
お疲れ様。


さてここでレンジャーと案内人、コックへのチップ。
めんどいので省く。

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2006年9月24日 12:20

title 06tanzania: Mt.Meru climbing another view point (2006年9月21日)

ここまで書いてきて重要なことを忘れていることに気づいた。 例えば2日目だ。 昼食を取るために休憩したちょっとした開けた芝生のような 空間での出来事だ。高度は既に3000mを超えており、 マラリアを媒介する蚊の心配も無くなったためinoxは タンクト >>>
2006年9月21日 14:39

title 06tanzania: Mt.Meru climbing 3rdday 02 (2006年9月19日)

天気は良く、登ってきた稜線を見ることが出来る。
山小屋がある方向はかなり遠く、これだけの距離をまた降りなければならないのかと
少しうんざりする。

DSC01322
雲の上の稜線を下る

岩だらけの山肌を抜けると、
砂地になり、そしてまたいくつかの崖を超える。
ライノポイントまではまだまだ遠い。

途中振り返ってみると真夜中に上った道が見える。
road to the top

頂上を見るといくつかのダミー頂上も。
その下にはクレーターも見える。
mt.meru

下りはいいペースで歩けるのだがいったん登りが入るとかなりきつい。
ガイドとmaruは全く後ろを気にせず歩いていき、限界のジャンキーがペースダウン。
大きく差が広がる。ガイドとmaruは十分休憩するがジャンキーが到着して
すぐ出発、という休憩の仕方も何度か続きガイドを制止させる。まったくなっていない。

途中で結局きちんとした名前を聞いていなかったレンジャーと、
ついてきたポーターの名前を聞く。ついでにメモ帳に書いてもらう。
ポーターはメールアドレスも教えてくれる。
写真送るよ、とか言ってみんなにこにこしている。

ところが数分後、レンジャーがガイドに言ったのか、
突然ガイドが深刻そうな顔をして僕らに話しかけてくる。

「あのポーターはウラサから注意しろって言われてるんだ
あいつは盗人だ。だから山小屋に残さないで連れてきたんだ
オレがボスだ。あいつは盗人だからメールを教えたりするのは良くない」

みんな疲れていてかつ事情が分かっていないのでガイドの言う意味が
聞き取れていない。??という顔をしているみんなを諦め
「日本語でみんなに伝えてくれ」と言ってくる。

ちなみにこのポーターはエリィーと言って一番陽気で、
食事の準備などをしてくれたポーターだった。その彼に対して
いきなりこれである。正直uzai。

おそらくメールアドレスを教えたことで自分たちの知らないところで
取引されては困るからというのが理由だと思われたが、とにかく
そんなことを高度4000mで疲れ切っているときに言わなくてもいいじゃないか
だいたいおまえ全然パーティの疲れ具合とか考えずに1人で
荷物持たせて下山してるじゃねえかあほが、ということで
ガイドを案内人、レンジャーを仕事人、ウラサを石塚という符号を使い
彼らに分からないようにまあこんなこと言ってるけど、しかと
という感じでみんなに伝える。なんというか気分の悪い体験だ。

ライノポイントまでは登りで、なんとかライノポイントまでようやく到着する。

tanzania_1384.jpg

そこからは若干岩肌を降りた後、ジグザグの道をひたすら降りる。
さすがに暑くなってくる。
砂が舞い、あらゆる物が乾燥する。

再び山小屋に着いたのは 時。

tanzania_1384.jpg

疲れ切るが昼ご飯を食べ、ポーターに預ける荷物を整理し
45分ほど眠る。

それからさらに下の山小屋まで降りなければならない。
3時間かかる、と言われる。正直膝にかなりの負担がかかっている。

持ってきたザックがあまり大きくなかったため、汚れ物などでふくらんだ荷物が
55リットルザックに入りきらず、自分で持つ方の30リットルザックもほとんど
満杯の状態で降り始める。
ガイドは先に降りてしまったのかいない。

レンジャーはとても良い感じの人なので安心だ。
行きにもあったポーターがショートカットしたコースを何度も通ったり、
靴紐を結んでいるレンジャーを置き去りにして相当早く降りたりしていたせいか
レンジャーが途中からこいつら結構早く降りられるな、と判断する。

下山スピードが上がり、途中1度立ちながら休憩したのみで
なんと1時間半で山小屋に到着する。足は疲れ切っている。

夕飯を食べてDSをやって、チップ会議をした後DSをやって眠る。

くそ、ところでオレはいつまでタンザニア日記かいてればいいんだ?
まだまだおわんねーぜ???

続きを読む 
2006年9月19日 15:12

title 06tanzania: Mt.Meru climbing 3rdday 01 (2006年9月19日)

ちなみに持って行った寝袋は5℃まで
対応のものだったが十分だった。比較的快適に眠れる。
ついでに、
ポーターに持ってもらったザックはKarrimorのクーガー40-55で
若干容量不足気味だった。自分が背負っていたのは30リットルのもので、
この日はペットボトルとおやつくらいしか搭載しなかった。

微妙に気分が悪く全く眠れないこと2時間余り、ようやく眠れたと思ったところで
夜中の12時、まだ起きるまで1時間あったのだが、山小屋に泊まっている
別のグループが12時?1時?出発だったのか起き出して非常にうるさい
起きてしまい全く眠れずかなり眠い。

仕方なく起きて長袖にセーター、スノボウェアを着込む。
下もスノボウェア。

tanzania_1384.jpg

眠い中ポーターのエリーとガイド、レンジャーが起きてきて
コーヒーだけ飲む。用意がちょっと悪い。他のグループは軽く食べていた気がする。
まああまり食欲は無いわけだけど。1:30出発予定だったか。
忘れたが出発したのは1:45分頃。

外に出ると満月で、ヘッドライトはいらないくらいの明るさ。
ガイドはライトをつけずに出発した。
ウェアを着ているため特に寒いこともなく、歩いても暑くなるわけでもない。

前日の道で砂埃が激しかったためタオルを口に巻いて歩き出す。
1列になり一番後ろ。

まだ背丈以上の木が生えている砂の道をジグザグに、ゆっくりのぼっていく。
端から見ると相当ゆっくり(スワヒリ語でポレポレ)なのだが、3500mを超えているため
空気はかなり薄く急ごうと思っても急げない。

前の人が巻き上げる砂埃がヘッドライトに反射する。
やがて木がなくなり、周りが石になってきた頃、2番目のジャンキーのペースが鈍ってくる。
歩いている道が石になったり、砂になったりした後平らな場所に出る。

tanzania_1384.jpg

ここはライノポイントで標高は3800m。
この時点で3:15。既に1時間30分歩いたことになる。
山頂の標高は4500mで、高度にして登ったのはたった300m、残り800mもある。
まだまだかなりある。

ライノポイントからは若干下りで、稜線をちょっと反らした位置に登山道がついている。
稜線だと風が強すぎるのだろう。
一部ほぼ稜線の岩石地帯を通り、相当怖い。

ところどころ砂地の登山道がとぎれて完全な岩場になる。
月明かりとヘッドライトで進むのだが高度も上がっており
時間もかかる。

これは前もって分かっていたのだが、Meruの山頂は稜線に沿って登っていくと
いくつも上り下りがある。登り切ったところで毎回もしかしてこれが頂上か?と
思うのだが頂上は毎回遙か遠くで、暗闇で視界も無い中、何度もだまされる。

キリマンジャロの影が月で見分けられる。

3つめくらいのダミー頂上で「まだ2時間かかるよ」と言われ
なんじゃそりゃ、という感じになる。
とても眠いし歩みはゆっくりなので歩きながら何度か眠りに落ちる。

DSC1226
歩き続けて3時間、6時頃。
やがて空が遠くの方から黒から紺色に変わってくる。

DSC01227 DSC01222
水平線は薄いオレンジになり、背後の空はこれまでに
見たこともないような色に変わっていく。
うっすらと山の影が空に映る。

moon set
満月が水平線にゆっくりと落ちていき、
やがて雲海がくっきりと見えてくる。

DSC01225 DSC01226

ほぼ稜線を歩いているので視界は良好で、全てがクリアになってくる。

DSC01224

日が登ったのは6:25。西側斜面にいたため稜線まで駆け上がり
日の出を見る。高度は4000mを超えている。

sunrise


とても寒く鼻水が出る。

sunrise

日が昇ると暖かくなり、それでもウェアを着ていて暑いと感じるほどではない。
はっきりと山頂が目視できるようになったが肉眼でもかなり遠い。
20分ほど登ると、山頂でご日の出を見てきたグループが降りてくる。
かなり年配の人もいる。

登るのがかなり厳しくなった人たちが脱落し、あるいは
ポーターに全ての荷物を持ってもらい手を繋いで登っている。
ジャンキーとプルックがかなりきつそうだが、みな自分の足で
登り続ける。

登ることさらに30分、西側の山肌を登るため太陽は見えず、
山の影が背後に見える。ついに山頂の旗が見える。
旗が見えてからも高度にして50mほどあっただろうか?
そんなになかったかもしれない。旗が見えてからの
一歩一歩がなかなか進まない。高度は4500mを超えている。
山頂に到着したのは7:40。

top of Mt.Meru

比較的余裕のある隊長、inox、maruがジャンキーとプルックの到着を待つ。
かなり空腹だったためカロリーメイトを食べるが、到着したジャンキーは
水くらいしか口が受け付けない。
5人全員が登頂名簿に名前を書き、記念撮影。

Mt.meru peak 4,566m


キリマンジャロの影が伸び、空が真っ青になっている。
雲海はメルーの麓を覆っており下界は何も見えない。
近くを鳥が飛んでいる。山頂にもかかわらず高山植物が何とか生き延びて、
小さな花を咲かせている。

kilimanjaro

4560mを登ったという感慨はさほど感じない。こんなものか、という程度。
つねに開けた視界を見ながら登ってきたからかもしれない。

shadow of mt.meru

眺めも良かったしもう少し山頂で休憩していたかったのだが
8時少し前、maruがガイドと共に下山しはじめる。
ジャンキーも高度に耐えられず下山。隊長とinoxのみ少しだけ余計に
そこに留まる。8時ジャスト、下山開始。

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2006年9月19日 14:57

title 06tanzania: Mt.Meru climbing 2ndday (2006年9月17日)

登山2日目はLittle Meruまで登るプラン。
日の出と共に目覚める。
山小屋の裏手に回ると雲の間から日が昇っており
キリマンジャロがうっすらと見える。

夜の間冷えて雲の高度が下がり、Meruの頂上がハッキリと見える。

朝ご飯を食べて山小屋・Miriakamba hutを出る。
ミリアカンバというのは木の名前で、レンジャーが紹介してくれる。
特に印象に残らない木なのだが、隊長が「日本で言うシラカンバ」
とかとやたら名前が似てるな、とボソリ。なるほど。さすが隊長である。

少し坂を下り、遠くに鹿が見える。道は整備されていて
階段状に木が組んであるため歩きやすい。既に高度は2500mを超えているが
森林限界にはほど遠く、ジャングルの中を歩き続ける。

程なくして階段が終わり(高度にして300mほどは登ったか)
くねくねと登り続ける乾いた道になる。
所々、ポーター達がショートカットして直線に登った道がある。

砂は黄土色で、前の人が巻き上げるため体中に入り込んでくる。
なかなか過酷な環境だ。
既に雲のは下で、木々の間から太陽が照りつける。

時々頂上が見える。
後ろを振り向くとジャングルの間からキリマンジャロが見える。
半分ほどの行程で開けた場所に到着する。

比較的単調な登りを登り続け、5,6時間でサドルハットに到着。
高度は3500m。
saddle hut 3,500m

部屋を確保し荷物を最小限にした後、
サドルハットを背にして右手方向のLittle Meruの頂上まで
自分たちだけで登る。

ええーあそこ登るの~~というくらい高いのだが、
1,2時間で頂上に到着。標高は富士山を越えており3800m超。
景色は良い。
本物Meruの頂上が遙か遠くに見える。

Top of the Mt.Meru from little meru

little meru peak 3,801m

Little Meruの下り、プルックが虹を発見。
不思議な虹で、自分たちの影を中心として円形に
とても小さい。
手を挙げると影が虹の中心に。

山小屋に再び帰ってきたのは17時か18時前。疲れ切る。
夕飯を食べて、明日の登山について話しているとガイドがおかしなことを
言っている。7時半出発。
今18時なんだけど7時半というのは明日の朝のことなのかあと1時間半後の
事のなのか。

僕は当然明日の朝の事だと思い、それじゃあ日の出が見られるわけが
ないわけで、日の出見たいんだけど、と言う。
するとレンジャーはOK,じゃあ1時に出発にしよう、とのこと。

ガイドの53歳のおじさんはなんとなくしぶしぶOK。
結局いつの7時半のことなのか分からなかったがいずれにせよ日の出を
見るようなプランでなかったことは確か。この後このガイドも
だいぶさぼり気味+腹黒が決定されることになるのだが

出発まで十分な睡眠時間もなく、急いで準備して眠る。
写真は後日追加

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2006年9月17日 21:46
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